トピック
スマホの容量が足りない! だったらNAS+大容量HDDがいいんじゃない? 家族のスマホもプライバシーを守りながらバックアップする方法
- 提供:
- 日本シーゲイト株式会社
2026年3月13日 06:00
大量の写真や動画で、スマートフォンの容量がそろそろ限界……。そんな悩みを解決できるのがNASを利用したバックアップだ。サブスク不要、家族全員で使えるうえ、転送速度も速いとメリットは多いが、唯一、心配なのが「プライバシー」だ。
共有を前提としたNASでは、デジタルカメラなど家族の写真や動画を保存するのには向いているが、スマートフォン内のプライベートな写真を保管するのには抵抗がある。UGREENのDXP2800でプライバシーを守りつつ、写真をバックアップする方法を解説する。
お買い得な8TB、しかもNAS用を選択
クラウドストレージへの課金に次ぐ課金に疲れた……。そんな声も聞かれる中、大容量HDD+NASへのニーズが高まっている。
撮りためたスマートフォンの写真はもちろんのこと、「ついでに動画も」と容量を圧迫する動画が増えてきた一方で、クラウドストレージの料金は容量に応じて数百円、千数百円、数千円……と高額になるため、年間のコストや数年間の継続利用を考えると、負担の大きさが重くのしかかってくる。
一方、NASは、基本的に買い切りで月々の料金は発生しない。昨今はHDD価格が上昇傾向にあるものの、時代ごとにコスパの高いモデルが存在し、例えば現状ならSeagate IronWolf 8TBの実売価格が3万7000円前後となっている。同じ製品の6TBモデルが実売3万1000円前後、10TBモデルが実売5万1000円前後なので、8TBモデルがお買い得なのが分かるだろう。
しかも、このIronWolfはNAS用に設計されたHDDで、複数台を組み合わせるRAID構成での耐久性(振動や共振に強い)やパフォーマンスが最適化されているほか、万が一の場合でもデータリカバリーサービスを利用できるメリットがある。
仮に、2TBで月額1500円前後のクラウドストレージサービスを契約すると、年間1万8000円。これを家族4人が全員契約すると年間で7万2000円にもなり、契約年数分継続して課金される。
一方のNASだと、UGREEN DXP2800が実売価格5万4000円程度なので、Seagate IronWolf 8TB×2(実容量8TB)の組み合わせで、12万8000円前後。これを一度支払うだけで済む。しかもIronWolfには3年のデータ復旧サービスも付く。仮に3年で計算してもクラウドストレージが21万6000円なのでその差額は8万8000円。さらにその後はHDDだけを交換すればいいので、長期的には非常にコスパが高い計算だ。
プライバシーを重視したスマホバックアップ設計
さて本題に戻ろう。NASを利用したスマートフォンの写真や動画のバックアップは、さまざまなNASで提供されているが、UGREENのNASを選択するメリットは、プライバシーを守りながらスマートフォンのバックアップに利用できることだ。
もともと、UGREENのNASは、組織や家族で共有する、という古典的なNASの考え方ではなく、パーソナルストレージとして個人のデータを保存するための場所という新しい発想で誕生した製品だ。
このため、ユーザーとフォルダの権限を組み合わせた複雑な設定をしなくても、自分のデータ(つまりスマートフォンの写真)を他のユーザーに見えない状態で保存することが可能になっている。ただし、標準設定では管理者が例外として全ユーザーのフォルダにアクセスできてしまうので、この設定を変更する必要がある。具体的に、プライバシーを守りながら、スマートフォンの写真をバックアップする設定例を見てみよう。
1. 初期設定
UGREENのNASは初期設定が簡単にできるように工夫されている。
この段階では特別な設定は不要だ。はじめての場合でもスマートフォンアプリの設定手順に従って設定を進めるだけでよく、すでにセットアップ済みのケースでも設定をやり直す必要はない。強いて言えば、必須のアプリ(「同期とバックアップ」「写真」「シアター」「クラウドドライブ」をインストールしておくことくらいだ。
2. ユーザーを追加
前述したようにUGREENのNASは、パーソナルストレージ的な発想で開発された製品なので、家族で使う場合は、そのユーザーを招待して、自分で設定してもらうことになる。招待用のリンクを家族のLINEなどに貼り付けて設定してもらうのが手っ取り早い。もちろん、管理者がユーザーを追加することもできるので、まとめて設定してもかまわない。
3. 個人用フォルダと自主管理権を有効化
さて、ここからがプライバシーを保護するための設定になる。具体的には、家族それぞれのメンバーごとに個人フォルダを作成し、その個人フォルダを管理者も含め他のユーザーが参照できないように制限する。
個人フォルダは、文字通り、ユーザー専用のデータ保存場所で、基本的にそのユーザーしか利用できないが、例外として最初にUGREEN NASを設定した管理者ユーザーはアクセスできてしまう。
このため、「ファイル」アプリの左上にある「設定(歯車のアイコン)」から「個人フォルダ管理」を開き、全てのユーザーを対象に「個人フォルダを開く」と「自主管理権」を「オン」にしておく。これで、メンバーごとの個人フォルダが作成されると同時に、各ユーザーは自分の個人フォルダに対するプライバシー設定が可能になる(あくまでも、プライバシー設定が可能になるだけで、まだ管理者からのアクセスを完全に遮断できているわけではないので注意)。
4. ユーザーが自分の個人フォルダのプライバシーを設定する
この手順はユーザーそれぞれの設定となる。「ファイル」の「個人フォルダ管理」で「管理者からのアクセスを禁止します」をオンにすることで、管理者でもユーザーの個人フォルダを参照できなくなる(管理者がこの設定をオフにすることもできない)。
特に年頃の家族がいるなら、この管理者でさえもアクセスを禁止するプライバシー設定は重要だ。管理者が全てのデータにアクセスできることが分かれば、せっかく投資した大容量HDDとNASを使わなくなってしまう可能性もある。投資をきちんと利用して償却できるようにするためにも、プライバシーの設定をしておくことをおすすめする。
注意
ただし、個人フォルダに対して管理者のアクセスを禁止すると、個人フォルダを対象とした管理作業も制限される。例えば、NASのデータを外付けストレージなどにバックアップする際、管理者のアクセスが禁止された個人フォルダはバックアップ対象として選択できない。NASは、RAIDでデータが保護されているが、二重三重の保護が必要な場合は、アクセスを禁止するデメリットがあることも知る必要がある。
スマートフォンの写真をバックアップするには
このように、プライバシーを考慮した個人用フォルダが作成できたら、次の手順でスマートフォンの写真をバックアップできる。
UGREEN NASアプリで「同期とバックアップ」アプリを開き、「アルバムのバックアップ」をタップして、「アルバムのバックアップ」をオンに設定するだけでいい。
これで、iPhoneの場合は「最近の更新」アルバムの写真、Android端末の場合は全てのフォルダの写真が、NAS上の個人フォルダの「Photo」フォルダにバックアップされる。
もちろん、バックアップが完了したら、端末内の写真(あくまでもバックアップが完了したものだけなので注意)を削除することで端末の容量を節約できる。
通常は、この設定でかまわないが、iPhoneの場合はアルバムごと、Androidの場合はフォルダごとに、スマートフォン上の写真をバックアップするかどうかを選択できる。
例えば、使い方次第だが、次のようなシナリオも考えられる。
スマートフォンの空き容量を増やすことを重視する場合は、「バックアップ用」などのアルバム・フォルダを作成し、このアルバム・フォルダのみをバックアップ対象(バックアップ元)に設定する手もある。この場合、バックアップしたい写真のみを「バックアップ用」に保存することで自動的にNASに転送しつつ、そのほかの写真は従来通り、端末側で管理することができる。古い写真や常に持ち歩くほどではない写真のみNASにバックアップし、端末側から削除することで端末の容量を節約するというイメージだ。
このあたりは、アイデア次第でいろいろな使い方ができるので、試しながら自分に合った方法を選ぶといいだろう。
家族の写真はどうするの?
さて、プライベートな写真や動画が存在する一方で、スマートフォンには家族みんなで共有したい写真や動画も多くあるはずだ。
こうしたデータはNASの「写真」アプリを使ってアルバム単位で共有することができる。上記の方法でスマートフォンの写真をNASにバックアップ後、「家族写真」などのアルバムを作成し、それを「内部共有」でNASのユーザー(つまり家族)を指定して共有すればいい。
アルバムのアクセス権として「表示とダウンロード」「アップロードを許可」を選択しておけば、家族それぞれが自分でバックアップしたデータの中から、家族用の写真を選んでみんなで共有できることになる。
一方、デジタルカメラで撮影した写真やデジタルビデオカメラで撮影した写真はどうするかというと、これはPC経由でアップロードすることになる。管理者が個人ギャラリーに写真をアップロードしてもかまわないが、できれば家族全員で共有可能な「共有ギャラリー」を作成して、そこにアップロードする方がいいだろう。
PCのブラウザーでNASにアクセスし、「写真」アプリの「設定」で「共有ギャラリー」を選択し、「共有ギャラリー」をオンにして有効化する。「アクセス権」として家族のアカウントを追加しておけば、家族全員が使える共有の保存先として利用できる。
共有ギャラリーは、標準では「共有フォルダ」の「Photos」フォルダに設定されているので、「ファイル」アプリを使ったり、SMBサービスを有効化して(「設定」の「ファイルサービス」の「SMB」)Windowsのエクスプローラーから写真や動画を保存したりすればいい。
「Photos」フォルダに保存した写真や動画は、自動的に「共有ギャラリー」に表示されるので、権限許可された家族であれば、スマートフォンなどから写真を参照できる。
簡単な設定でプライバシーを守れる
以上、Seagate IronWolf 8TBとUGREEN DXP2800を利用した写真や動画のバックアップ方法を解説した。標準設定の場合、「管理者が家族の写真を見られてしまう」という点に注意する必要があるため、ここで紹介した個人フォルダの自己管理設定をうまく活用することをおすすめする。
また、「共有ギャラリー」を活用することで、デジタルカメラの写真やデジタルビデオカメラの動画も、バックアップしつつ、家族で共有することが可能になる。メモリカードに保存されたまま埋もれている貴重な写真や動画もあるはずなので、この機会にバックアップだけでなく、家族全員が見られるようにしておくといいだろう。
















