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これぞ才能の無駄遣い、世紀の誤植「インド人を右に」の発生率をAIで検証した結果が話題に

 「インド人を右に」といえば、「ハンドルを右に」の誤植として知る人ぞ知る存在だが、コンピューターに文字を書かせることで両者の違いにアプローチするという、ユニークな試みが話題になっている。これは、本物そっくりに文字を書かせることができるシステム「GAN」を使い、「ハ」「ン」「ド」「ル」「イ」「人」の6文字と見分けにくい文字を各1万1040種類ずつ生成。それらを用いて、どのような書き癖があると「ハンドル」が「インド人」になるかを検証するというもの。また、これに加えて、誤読の原因となった元画像をディープラーニングで識別させ、どの程度の確率で「インド人」と解釈するかという実験も行われている。詳細な経緯はリンク先をご覧いただきたいが、結論としては「インド人と誤読したのもやむを得ない」というもので、最新テクノロジーをふんだんに活用した壮大なスケールの実験から導き出されたその結果に対して、「才能の無駄遣い」という最大級の褒め言葉が多数寄せられていた。元ネタの意味をこれまで知らなかった人にとっても、通して読むと参考になること間違いなしだ。

  • ディープラーニングで「インド人を右に」を理解する: Generative Adversarial Network による画像モーフィング(加藤大晴のウェブサイト)
    http://hiroharu-kato.com/note/20161207.html