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夢で見た景色を写真クオリティで書き出せる? AIを用いた街並みの自動生成技術が話題に
2017年9月12日 06:00
AIを用い、レイアウトを指定するとリアルな街並みの画像を生成してくれる技術が海外で話題になっている。
これはスタンフォード大学の研究者が発表したもので、街並みのラフなレイアウトを与えてやることで、HD解像度を持つリアルな街並みの画像を生成、出力してくれるというもの。YouTubeにはデモ動画がアップされているが、樹木や建物はもちろん、路上に停まっている車まで再現されており、ひと目見ただけでは写真と区別がつかないクオリティに驚かされる。ディテールを自動的に補完してくれることから、遠い昔に見て記憶している風景を蘇らせるのはもちろん、夢で見た景色を実体化させることもできてしまうというわけ。元になっている数千枚もの写真がドイツで撮影されているため、現状ではドイツらしい街並みしか再現できないようだが、さまざまな可能性を秘めていることは間違いない。ちなみにインテルがスポンサーを務めており、詳細については10月にイタリアで行われる「ICCV 2017」の席で発表される予定だ。
- Photographic Image Synthesis with Cascaded Refinement Networks
https://web.stanford.edu/~cqf/ImageSynthesis/ - Photographic Image Synthesis with Cascaded Refinement Networks(YouTube)
https://www.youtube.com/watch?v=0fhUJT21-bs