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仮想通貨をマイニングする機能なし、ただCPU使用量がもりもり上がるだけのJavaScript公開中

 仮想通貨マイニングツール「Coinhive」を設置していたサイトの運営者への家宅捜索が波紋を広げる中、仮想通貨を全く発掘することなく、ただ単にサイト閲覧者のCPU使用量がもりもり上がるだけのJavaScriptが公開された。

 「point-hive」というリポジトリ名でGitHubで公開されているこのスクリプトは、リンク先にアクセスするだけで地味にCPUを消費するというJavaScript。渦中のCoinhiveとは違って仮想通貨を発掘する機能は全くなく、ただ単にサイト閲覧者のCPUを消費する仕組みで、リソースモニターを開いた状態でリンク先のページを開いたり閉じたりすると、CPUの消費量が目に見えて上がったり下がったりするのが面白い。Coinhiveが問題視されているのはサイトにアクセスしたユーザーに許可を取らないためだが、このスクリプトは扉ページに「このサイトはジョークサイトです」「次のリンク先に行くと多分地味にCPUを無断で使われます。気をつけてくれよな!」とあり、そうした点でも問題はなさそうに思える。ちなみに警察庁では14日になって、マイニングツールに関する注意喚起を、新たにホームページに掲載している。