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京都大学、貴重資料のデジタル化と公開を進めるための基金を設立、寄付を受付中

 京都大学が、同大学が所蔵する貴重な古典籍資料のデジタル化と公開を進めるための基金「京都大学貴重資料デジタルアーカイブ基金」の設置を発表した。現在、寄付の受付を行っている。

 京都大学附属図書館の所蔵資料といえば、その電子化画像がインターネットで「京都大学貴重資料デジタルアーカイブ」として公開されており、自由にアクセスして閲覧できることで広く知られている。今回発表されたのは、いまだ書庫の中で眠っている貴重資料の修復およびデジタル化・公開を進めることを目的とした基金で、寄付のシステムは今回のみ/毎月/年2回/年1回から選択でき、50万円以上の寄付に対してはその金額に応じた附属図書館の利用証が進呈されるなど、複数の御礼が用意されている。基金の詳細について記されたページには、今後デジタル化を予定している資料の紹介のほか、資料がデジタル化されるまでのフローについてもその概略が掲載されているので、こうした古い資料のデジタル化に興味がある人も要チェックだ。