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米ジャーナリスト団体が「フェイクニュース」を商標登録。果たしてその理由とは?

 米国のジャーナリスト団体が「フェイクニュース(Fake News)」という用語の商標登録を出願したことが明らかになった。

 これは米トランプ大統領が、「Fake News」という表現を用いて報道機関などにレッテル貼りを行う行為を阻止するため。ジャーナリスト団体は、同大統領が自分の見解と一致しなかったり、気に入らない報道に対してこの表現でレッテル貼りを繰り返し行っているとしており、これは民主主義における健全な言説にとって大きな問題であるとコメント。そのため、先行して商標登録を行うことで、この言葉を不適切な目的で使用している同大統領などの個人や団体に対し、利用を止めるよう書面で警告していくとのことで、専用サイトも立ち上げるなどかなりの力の入れようだ。効果のほどは不明だが、同大統領は就任以来これまでに約1200回、ペースで言うと1日1回はこの言葉を発しているとのことで、そのたびに抗議が行われるとなると、次第に忌避するようになる可能性はあるのかもしれない。