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「宅ふぁいる便」ユーザーの駆け込み寺となるか、Dropboxのファイル転送サービス提供開始

 Dropboxの新しいファイル転送サービス「Dropbox Transfer」の正式提供が開始された。全てのDropboxユーザーが利用できる。

 Dropbox Transferは、従来のDropboxのようなファイル共有サービスとは異なり、特定の相手を指定してファイルを転送することに特化したサービス。ダウンロードURLを記したメールを送って相手にダウンロードしてもらう仕組みで、受信する側はDropboxのアカウントを持っていなくても問題ない。大容量ファイルの転送に強みがあり、無料版のBasicプランでは最大100MBまで、有料版のPlusプランなどで最大2GBまで、同じくProfessionalプランなどで最大100GBまでを転送可能だ。国内でファイル転送サービスの大手として知られていた「宅ふぁいる便」は、今年1月の顧客情報の漏えい事故をきっかけにサービス停止状態が依然続いており、このDropbox Transferが今後のスタンダードとなっていく可能性もありそうだ。