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台風被災の川崎市市民ミュージアム、収蔵品レスキューのドキュメンタリー映像を公開

 令和元年の東日本台風で被災した川崎市市民ミュージアムが、収蔵品レスキューのドキュメンタリー映像をウェブサイトで公開している。

 これは2019年10月12日の台風19号により、地階の収蔵庫に保管されていた約23万点の資料に大きな被害が出た川崎市市民ミュージアムの、これまで約1年間におよぶ被災収蔵品レスキューの様子を記録したドキュメンタリー。本編は同ミュージアムの成り立ちに始まり、被災から現場の視察、レスキュー作業の詳細まで、現場で記録された写真や動画、さらには関係者へのインタビューも含めて、これまでの歩みが約38分にわたってまとめられている。ニュースによって断片的に写真などを見たことはあっても、時系列でこれらを見る機会は少なかっただけに貴重な記録で、なかでも被災前後の様子を比較する映像はなかなか衝撃的だ。なお同ミュージアムのサイトではこの映像の公開と時を同じくして、関係者コメントを紹介する連載企画もスタートしている。