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英ゲーム会社による謎の日本人男性「サトシ」を探すパズル、14年を経てついに完結

 ある日本人男性を1枚の写真から探すパズルゲームが、14年もの歳月を経て、2020年暮れに解読されていたことが明らかになった。

 これは英ゲーム会社が2006年に出題したもので、ある日本人男性を1枚の写真から探すという内容。早い段階で、名前は「サトシ」、撮影場所がフランスであることは判明したが、進展のないままゲーム自体が2008年に終了しウェブサイトも消滅。しかし熱心なユーザーは専用サイト「findsatoshi.com」を立ち上げ、その後も追跡を行っていた。事態が動いたのは昨年12月で、あるRedditユーザーが顔認識ツールを使って世界中の写真をスキャンしていたところ、2018年にネットに投稿された夏祭りの写真に映る人物が、件の「サトシ」と酷似していることが発覚。そこからはトントン拍子で、会社のアドレスへと連絡を取った結果、本人であることが判明したというもの。もともとは世界中の人は6ステップ以内で繋がっているという、いわゆる「六次の隔たり」を利用して見つけることを期待されていたが、この10年余りで劇的に進化したAIによって解き明かされるという、まさにテクノロジーの進化を象徴する結果となった。「findsatoshi.com」では、ついに完結したことに対する、管理人の喜びと感謝の言葉が綴られている。