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ウェブサーバーの市場シェアで「Apache」が首位陥落、代わって「Nginx」がトップも安泰でない理由とは

 ウェブサーバーの市場シェアで、これまでシェアNo.1だった「Apache」が2位へと陥落し、代わって「Nginx」がトップに立ったことが明らかになった。

 これはウェブブラウザーなどさまざまなシェア調査で知られるW3Techsが行った調査によるもので、それによると今年5月4日の時点で、ApacheとNginxはともにシェア33.8%で並んだあと、Nginxがさらに割合を増やして首位を逆転。長らくシェアNo.1だったApacheを抜き、Nginxが初のトップに立った。17日の時点ではNginxが33.9%、Apacheが33.5%と、じわじわと差が広がりつつあり、今後もこの傾向は続くものと見られる。もっとも3位は、Nginxから派生したCloudflareがかなりのスピードでシェアを伸ばしており、Nginxも決して安泰と言える状況ではなく、今後はNginx系サーバの中でも争いが激化しそうだ。ちなみにNginxを採用している主なサービスには、昨年1年間で規模を大きく拡大したZoom.usがあるが、今回の伸長とどの程度関係があるかは不明だ。