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10年ぶりに最年長記録を更新、70歳で情報処理技術者試験の「応用情報技術者試験」に合格

 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が6月24日、今年4月に実施した令和4年度春期の「情報処理技術者試験」および「情報処理安全確保支援士試験」の合格者を発表。情報処理技術者試験の「応用情報技術者試験」区分において、最年長合格者の記録が更新されたことを明らかにした。

 応用情報技術者試験のこれまでの最年長記録は、平成24年度春期試験に合格した69歳だったが、これを10年ぶりに更新し、70歳で合格したという。

 IPAによると、同試験は「IT技術者の登竜門である基本情報技術者試験(ITスキル標準のレベル2)から1つレベルが上の試験(同レベル3)という位置付け」で、「要求された作業を全て独力で遂行できる」レベルだという。「IT技術以外にも、経営戦略やマネジメントに関する知識も問われ、即戦力として活躍できる幅広い知識と実践力を身に付けることができる」としている。

 同試験の今期の受験者数は3万2189人、合格者数は7827人で、合格率は24.3%、合格者の平均年齢は28.9歳だった。

 IPAでは、このほかの試験区分についても、受験者数・合格率などの数字とともに、現時点での合格者の最年長記録を発表している。情報処理技術者試験の高度試験である「ITストラテジスト試験」が70歳、「システムアーキテクト試験」が65歳、「ネットワークスペシャリスト試験」が67歳、「ITサービスマネージャ試験」が66歳となっている。また、情報処理安全確保支援士試験は76歳となっている。