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「何かをしながら片手間でスマホ」という行動様式、猛烈な勢いで浸透中? 総務省調べ
2022年12月16日 10:56
総務省が実施した1日の生活時間の配分に関する調査で、メインの行動と同時に行う別の行動、いわゆる「同時行動」で、スマホの利用を含む「コンピュータの使用」がこれまで首位だった「テレビ」を初めて逆転したことが明らかになった。
これは国民の社会生活の実態についての基礎資料を得るために総務省が2021年10月に約1万人を対象に行った社会生活基本調査によるもので、それによると1日のうちメインでしていた行動と同時にしていた行動、いわゆる「同時行動」について、これまで最多だった「テレビ(28.0%)」に変わり、初めてスマホを含めた「コンピュータの使用(32.4%)」がトップに立った。5年前の調査ではコンピュータの使用が21.5%、テレビが42.9%と約2倍の差をつけていたこと、また「衣類等の手入れ」「新聞・雑誌」「ビデオ・DVD」といったその他の選択肢の割合にそれほど変化がないことを考えると、テレビ離れが進む一方、何かをしながら片手間でスマホを見るという行動様式が、国民の間に猛烈な勢いで浸透しつつあるとの推測が成り立ちそうだ。このほか場所別の生活時間では、自宅にいた時間が5年前に比べて50分伸びるなど、調査時に猛威を振るっていた新型コロナウイルスの影響を感じさせる結果となっている。
- 令和3年社会生活基本調査 詳細行動分類による生活時間に関する結果(PDF)(総務省)
https://www.stat.go.jp/data/shakai/2021/pdf/yoyakub.pdf