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あらゆる操作を記録するWindows 11向け新機能、反発を受けオプトイン方式に変更へ

 AIを活用したWindows 11向けの新機能「Recall」の提供方式が、オプトインへと変更されることが明らかになった。

 Recallは、画面のスナップショットを定期的に撮影して保存し、それらをAIが分析することで、PCで以前に表示した内容をあとから探し出せるようにする機能。Copilot+ PCでプレビューとして提供されると発表されていたこのRecallだが、セキュリティ上の問題が指摘され、実際にこれらのデータを任意に呼び出せてしまうツールが公開されるなど、騒ぎが広がっていた。今回の発表によると、能動的に選択しない限りはオフの状態でセットアップされるよう提供方式を改めるほか、機能を利用するにあたってはWindows Helloによる認証が求められるなど、不用意に表示されることを防ぐための複数の対策が盛り込まれるとのこと。類似の機能がサードパーティから提供されていることからも、ニーズ自体はあるのは間違いなく、セキュリティ面が強化されるのはユーザーにとっても朗報だろう。ちなみに「Recall」は「リコール」ではなく「Rec」+「all」、つまり全ての操作を録画するという意味のようだ。