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X、ユーザーの投稿などをAI検索ボット「Grok」の学習に使う設定をデフォルトで有効化し非難

 X(旧Twitter)で、AI検索ボット「Grok」の学習に、ユーザーのポスト(投稿)や、Grokとの会話の履歴などを利用する設定がデフォルトで有効化されていることが明らかになった。

 GrokはXのプレミアム以上のユーザーが利用できるAI検索アシスタントボットで、2023年第3四半期までにインターネットで公開されているテキストデータを事前トレーニングに用いていることが公表されていたが、Xのポストのデータは含まれていないと説明されていた。今回見つかったのは、Xのポストに加えて、このGrokでのやり取り、インプット、結果をトレーニングと調整に利用することを許可するという設定項目で、プレミアム以上のユーザーにしか関係しないGrok上のやり取りだけではなく、Xのポストまで対象に含めると明言している点もポイント。特に告知もなくデフォルトでオンになっていることから、海外を中心に非難の声が上がっている。モバイルアプリ版ではなぜか表示されないようだが、ウェブブラウザー版については日本語環境でも表示されるようなので、気になる人はオフにしておくとよさそうだ。ちなみに該当の画面には以下のリンクから直接ジャンプするか、「設定とプライバシー」→「プライバシーと安全」→「データ共有とカスタマイズ」→「Grok」で表示できる。