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Googleのサーバーにデータを送信しないはずのChrome内AIモデル、説明がひっそり書き換わり物議

 ChromeにインストールされたAIモデルがGoogleのサーバーにデータを送信しないという説明が、最新版でひっそり削除されていたことが判明し、物議を醸している。

 先日から物議を醸しているのが、Chromeが容量4GBにもおよぶデバイス内AIモデルを何の説明もなくインストールしていた問題。これだけならばまだ「勝手にストレージを消費しやがって」と感じるだけで済んでいたのだが、これに関連していま新たな火種となりつつあるのが、このデバイス内AIモデルがGoogleのサーバーにデータを送信しないという説明が、Chromeの新バージョン148でひっそり削除されたというもの。一般的にローカルでAIモデルを実行する利点は、サーバーにデータを送信せずに済むことにあり、4GBものモデルをダウンロードする一方で、Googleのサーバーにデータを送信しないとしていた条項を削除するのは矛盾以外の何物でもない。

 海外メディア「Ars Technica」からの問い合わせに対し、Googleの広報担当者は、処理方法が変更されたわけではなく、デバイス上でのみ処理される仕組みそのものは従来通りと説明しているが、この説明で納得しているメディアおよびユーザーは少ないようだ。Ars Technicaはこの件について、「AIに対する反発が高まる中、この説明が納得のいくものかどうかは定かではありません」とし、「GoogleがAIをオプトアウト方式で提供している限り、より一層の注意が必要です」と同社の姿勢に警鐘を鳴らしている。