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インフォテリア「Platio」とCerevo「BlueNinja」を組み合わせたDIY型IoT開発環境

 インフォテリア株式会社と株式会社Cerevoは、インフォテリアのIoTプラットフォーム「Platio」とCerevoのBluetoothモジュール「BlueNinja」を組み合わせたDIY型のIoT開発環境を18日より提供する。

 今回提供するDIY型IoT開発環境は、企業が現場のプロセスやニーズに応じたIoT環境を構築できるもの。両社では、こうした現場のニーズへの対応について、これまでの製品の組み合わせでは難しかったとしている。

 Platioは、カスタマイズ可能なテンプレートにより、プログラミングの知識なしに、IoT機器を活用したサーバー側プログラム開発、アプリの開発と配布、システム全体の運用が行えるプラットフォーム。アプリのデータ構造に応じたデータベースが自動的にクラウド上に配備され、アプリの配布や更新が行えるものとなる。

 一方、BlueNinjaは、BLEとARM Cortex-M4Fコアを内蔵する東芝製の低消費電力SoC「TZ1001」を採用したIoT開発モジュール。9軸センサー(加速度、角速度、地磁気)や気圧センサー、リチウムイオン電池の充電・放電回路を搭載。アクティビティトラッカーをはじめとしたIoT機器を容易に設計・製造でき、試作から量産まで幅広くカバーする。

 インフォテリアでは、Platioの対応機器設定に「BlueNinja」を追加。これによりPlatioから最新ファームウェア適用済みのBlueNinjaへの接続がワンクリックで可能になる。

 インフォテリアとCerevoでは2016年10月、IoT機器と対応ソフトウェアの両方をカスタム開発できるIoT開発環境の企業向け提供へ向けた協業を発表していた。今後両社では、PlatioとBlueNinjaを利用したIoT開発のコンサルティング提供を行う。また、インフォテリアでは、Platioのアプリ開発パートナーに向け、BlueNinja対応アプリの開発を促進していく。