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クラウド会計ソフト「freee」、ラクに青色申告ができるお助けサービス
(2014/2/6 16:57)
クラウド会計ソフト「freee(フリー)」は、初めて青色申告書をする人や1年間帳簿付けをためてしまいこれから準備を始める人も、ラクに青色申告ができるよう、freeユーザー向けに4つのサポートサービスを開始すると発表した。新サポートサービスは2月6日から提供を開始する。
新サポートサービスは、(1)チャットサポートと土日祝のメール対応、(2)レシート郵送サービス、(3)記帳後の青色申告代行サービス、(4)e-TAX正式対応、および電子申告・確定申告書B対応(確定申告書Bは申告期間中の対応完了見込み)の4つ。
平日のチャットサポートに加え、メールサポートの土日祝対応開始
チャットサポートはこれまでもβサービスとして提供してきたが、2月6日より正式対応とし、平日10:00~12:00、14:00~17:00までチャットによるサポートを提供する。また、メールサポートについても、通常回答は平日のみとなっているが、2月16日~3月17日の申告期間中は土日祝も回答を行う。
Dr.Walletと連携した新サービス「レシート郵送サービス」
Dr.Walletと連携した新サービス「レシート郵送サービス」は、freee標準プランユーザー限定で提供。レシートを封筒に入れてDr.Walletに郵送することで、Dr.Walletのアカウントにレシートのデータが入力される。ユーザーはfreee側でDr.Walletのアカウントを登録し、同期を行うことで、郵送したレシートのデータがfreeeに読み込まれる。提供期間は2月6日~3月31日までで、期間中はレシート100枚まで無料でデータ化を行う。
Dr.Walletは、アプリからレシートを撮って送ることでデータ化してくれる無料の人力入力代行サービス。ユーザー登録だけで無料で利用でき、FacebookとGoogle+のアカウント連携による登録も可能。OCRによるデータ化とは違い、人力による入力代行のため、精度は99%以上だという。
記帳後の青色申告代行サービス
また、記帳後の青色申告代行サービスを2月17日~3月31日の期間限定で提供する。freeeユーザーを対象に、税込3万円という特別料金で、記帳内容のチェックから決算書作成・電子申告までを税理士が代行するサービス。税理士による代行サービスは株式会社ビズグラウンドが提供する。
なお、青色申告代行サービスを利用するには、12月末までの記帳が完了していること、不動産所得はないこと、freeeに記帳している以外の事業所得等がないこと、freee上に複数の事業を個人事業主として登録していないこと等の条件がある。
e-Tax正式版公開・確定申告書B対応予定
freeeはβ版として提供していた、青色申告・白色申告決算書(一般用・不動産所得用)のe-Taxによる電子申告に正式対応。e-Taxソフトに取り込める「.xtxファイル形式の決算書」の出力が行える。
また、個人事業主の場合は提出が必須となる「確定申告書B」の出力にも、確定申告期間中に対応を完了すると発表。これにより、全ての青色申告に関する手続きがfreeeで行えるようになる。
「freee」は、2013年にサービスを開始したクラウド会計サービスで、銀行口座やクレジットカードの利用履歴を取り込み、自動で記帳する点が最大の特徴。スマートフォンアプリで撮影したレシートをデータ化するサービスや、タブレット用POSアプリのデータが取り込めるサービスなどとも連携。手作業を減らして、中小企業や個人事業主の作業負担を軽減することを目指している。