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2015年に最も読まれた記事は「Windows 10」無料アップグレード、Windows 7やX68000もトップ10入り

INTERNET Watch年間アクセスランキング

 INTERNET Watchで今年1年間に掲載したニュース記事(1月5日付〜12月29日付)について、アクセス数(ページビュー)に基づくランキングを算出した。トップ10は、以下の通り。

 1位は、その後7月末に正式リリースされることになる「Windows 10」について、Microsoftが1月の時点で戦略を発表した際の記事。新機能や対応する新デバイスなど盛りだくさんの発表内容だったのに加え、Windows 8.1/7ユーザーに対してWindows 10を無料アップグレードとして提供開始する方針が示されたことで大きなインパクトがあった。2位以下の記事のPVに大差を付けてのダントツの1位となった。

Microsftが1月21日に開催した「Windows 10」についての戦略発表会

 Windowsについての記事は、最新バージョンであるWindows 10の話題だけでなく、Windows 7についても「メインサポート」終了の記事がPVを集め、5位、9位にランクインしている。また、そうした今のPCの話題だけでなく、懐かしの「X68000」に関する記事も10位にランクイン。本誌をご愛読いただいている方々の年齢層がうかがえる。

「X68000」のサービスマニュアルの電子版。シャープ株式会社が電子書籍ストア「GALAPAGOS STORE」で1月13日に無料配信を開始した

 2015年は「ふるさと納税」の返礼品としてその土地の“特産品”であるPCを投入する自治体がいくつか出てきたが、その走りである長野県飯山市についての記事が7位。INTERNET Watchが普段扱っている話題とやや毛色が異なる話題だが、かなり注目を集めた。

 ちなみに、このニュースの反響の大きさを受けて急きょ執筆・掲載した『実質2000円で国産PCが手に入る!? 長野県飯山市に「ふるさと納税」してみた』という記事がある。本誌編集部スタッフがふるさと納税ポータルサイトやネット決済サービスを利用し、オンラインで飯山市へのふるさと納税の手続きを完了させ、実際に返礼品が届いたところまでをレポートした特別企画枠の記事だ。ニュース枠の記事ではないため本アクセスランキングでは集計対象外だが、実はニュース記事1位のWindows 10の記事に僅差に迫るPVを集め、INTERNET Watchの今年の全記事の中では2位に入る読まれぶりだった。

特別企画記事『実質2000円で国産PCが手に入る!? 長野県飯山市に「ふるさと納税」してみた』で、実際に同市に寄付した筆者宅に届いた返礼品の小包

 一方、4位の記事がPVを稼いでここまで上位に入った要因が、ニュース記事という性格を考えると、結果的に本末転倒ぎみで複雑な気分だった、というエピソードを。

 この記事は、Yahoo! JAPANによるチャリティー「Search for 3.11」を紹介したもの。3月11日の0時〜23時59分にYahoo!検索で「3.11」というキーワードを検索すると、検索した人1人につき10円をYahoo! JAPANから東日本大震災の復興支援団体などに寄付するという取り組みで、2014年3月11日に初めて実施。2015年は2回目になる。その後の同社からの実績発表によると、2015年は「3.11」の検索者数(ユニークブラウザー数)は291万8278人に上り、同社からの寄付金額は2918万2780円になったという。

 この記事を掲載した3月11日の当日、Google Analyticsのリアルタイムデータを眺めていると、INTERNET Watchとしてそれまで見たこともないような桁数のPVの数値をこの記事が叩き出し続けているのを目撃。驚いて流入元を確認すると、Yahoo!検索からではないか。そこですぐさま、Yahoo!検索で「3.11」を検索してみたところ……。

 Yahoo! JAPANによれば、「Search for 3.11」の狙いは、時間の経過とともに薄れていく震災当時の記憶や被災地への想いを取り戻してもらうこと。検索エンジンで「3.11」と検索すれば、当然ながらユーザーは東日本大震災に関する情報をあらためて目にすることになるというわけだ。当日、Yahoo!検索の検索結果ページには、「3.11」というキーワードによる通常の検索結果に加え、最上段に「Search for 3.11」の特設ページや復興支援特集ページへのリンクなどが表示されるようになっていた。

 そして、検索サービスでは一般的に、該当するタイムリーなニュース記事があれば、それを上位に表示するようにしているようだ。当日、「Search for 3.11」特設ページなどの次に表示されていたのが、この記事へのリンクだった。291万8278人も「3.11」を検索したというのだから、そんな好位置に表示されていたら大量にアクセスもされるわけである。

 Yahoo! JAPANが来年も「Search for 3.11」を実施するかどうかは分からないが、実施するということであれば、INTERNET Watchでも再びこの取り組みを紹介する記事を掲載することになるかと思う。そこで、もし仮に、来年の3月11日に本誌記事がYahoo!検索結果ページの上位に表示されていたとしても、すでに「3.11」を検索している時点で、その記事を読む必要はなくなっています。その分、「3.11」の記憶を伝える他のコンテンツのリンクに1本でも多くアクセスしていただければと思います。

 さらにこの記事に関してはもう1つ、記事中に掲載したある画像の拡大画像ページも妙に大量なPVがあることが、やはり当日に判明。もちろん、面白い画像であれば不思議なことではないが、その画像とは、以下の画像である。わざわざ拡大して見たくなるほどのものではない。

「Search for 3.11」の紹介記事に掲載し、謎の大量PVを生み出した問題の画像。内容にそぐわないほど、クリック/タップされて拡大画像が閲覧された

 なぜそれほどまでに拡大画像を見たかった(見てしまった)のか、その理由の本当のところは分からないが、とりあえず編集部で思い付く原因は1つぐらいしかなかった。結局、記事公開からはすでに半日以上たっていたが、この画像の下に以下のような注意書きを追加することにした。

※これは「Search for 3.11」のイメージ画像です。「検索」の部分をクリックしても、画像が拡大表示されるだけであり、Yahoo! JAPANのサイトにジャンプするわけではありません。「3.11」を検索する際は、Yahoo! JAPAN(http://www.yahoo.co.jp/)の検索窓から行ってください

 余談が長くなってしまったが、11位以下、30位までのランキングは以下の通り。引き続き2016年もINTERNET Watchをよろしくお願い申し上げます。

(編集部)