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2014年に最も読まれた記事は「ナルト」、ジャンプ勢では「こち亀」もランクイン

INTERNET Watch年間アクセスランキング

 INTERNET Watchで今年1年間に掲載したニュース記事(1月6日付~12月25日付)について、アクセス数(ページビュー)に基づく20位までのランキングを算出した。結果は、以下の通り。

 本誌の年間アクセスランキングの1位はここ数年、セキュリティ(「Carrier IQ」「史上最大規模のDDoS攻撃」)あるいは著作権(「ダウンロード違法化」「DVDリッピング違法化+違法DL刑事罰化」)に関する記事が獲得していた。また、それ以前も「Windows 7」「ストリートビュー」「ニコニコ動画」などのように、IT系メディアならではの記事が1位だった。今年も脆弱性やマルウェアなどのセキュリティに関する記事が多くランクインしているものの、1位に入ったのはご覧の通り、かなり毛色の違うニュースだ。

 もちろん、「NARUTO-ナルト-」アプリも電子書籍(コミック)のコンテンツ配信という意味でINTERNET Watchの守備範囲ではあるのだが、どちらかというと2位の「Office Online」の方がメインストリームと言える。これら1位・2位の記事は、ページビューにおいて3位以下を大きく引き離しているが、わずかの差ながら「NARUTO-ナルト-」アプリが上回ったのを見ると、SNSやニュースアプリなどを介してネットメディアの記事の読まれ方が大きく変わったのを実感させられる。

「NARUTO-ナルト-」第699話カラー見開きページ(11月10日の記事『「NARUTO-ナルト-」完結記念、マンガ全700話とアニメ全220話を無料配信』より)

 このほか、7位・11位・12位にランクインしている記事も本誌のメインストリームではないのかもしれないが、実はこれら各種流星群の話題は数年前からかなり多くのページビューを集めることが分かっており、実際、2013年にも年間アクセスランキングに2本がランクインしていたほどだ。こうした流星群や日食・月食などの天文イベントは、“バルス”やロケット打ち上げ、あるいは各種スポーツ中継などとともに、広範なネットユーザーが共有・同期できるイベントとしてますます存在感を増しているのかもしれない。

 「こちら葛飾区亀有公園前派出所」に関する記事も14位にランクインしており、「NARUTO-ナルト-」とともに少年ジャンプ勢がINTERNET Watchに猛威をふるった2014年だった。

編集部