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2013年に最も読まれた記事は「史上最大のサイバー攻撃」

INTERNET Watch年間アクセスランキング

 INTERNET Watchで今年1年間に掲載したニュース記事(1月7日付〜12月26日付)について、アクセス数による上位20位までの年間ランキングを算出した。3月28日掲載の『ネットを崩壊の瀬戸際に追い込んだ「史上最大のサイバー攻撃」が明るみに』というニュースが、今年最も多く読まれた記事だった。

 1位は、スパム対策組織のSpamhausやセキュリティ企業Cloudflareのサーバーに対して、史上最大規模のDDoS攻撃が発生したことを伝えた記事。「オープンリゾルバー」と呼ばれる設定になっているDNSサーバーを悪用した攻撃(DNS Amp攻撃)により、最大では300Gbpsものトラフィックが押し寄せたことが観測されたという。

 こうした攻撃を防ぐためには、オープンリゾルバーになっているDNSサーバーを減らしていくことが必要だが、こうしたDNSサーバーは日本にも数多く存在することが確認されているという。

 一般社団法人JPCERTコーディネーションセンター(JPCERT/CC)では、利用しているルーターやDNSサーバーがオープンリゾルバーになっていないかを確認できるサイトを公開しており、ユーザーに対して確認を呼びかけている。

「オープンリゾルバー」になっているDNSが悪用され、史上最大規模のDDoS攻撃が発生した

 2位は、Googleマップの「ストリートビュー」で、「軍艦島」として知られる長崎県長崎市の海底炭坑跡の島・端島が公開された記事。Googleでは一般道以外に、観光地などでもストリートビューの撮影を進めている。

 2013年だけでも、世界一高いビル「ブルージュ・ハリファ」や、「ツールド・フランス」のコース、ガラパゴス諸島、ベネチアの運河といった世界各地の名所をストリートビューで公開。日本でも、世界遺産となった富士山の登山ルートや、屋久島、小笠原諸島のほか、紅葉の名所をまとめたコレクションなどを公開している。

 2013年に公開されたストリートビューの新たなエリアについては、下記の関連記事インデックスにまとめている。

「軍艦島」がストリートビューで公開

 3位は、GoogleアカウントIDを密かに外部送信するAndroidアプリが、日本のGoogle Playでも数多く発見されたという記事。発見したマカフィーによると、現時点でこれらのアプリがIDを送信している目的は不明で、収集したIDを不正利用している形跡もないが、こうしたアプリはIDを収集している事実と利用目的をユーザーに説明するべきだと指摘している。

 2012年のランキングでも、紛失したスマートフォンがどうなるかを実験した記事が2位となっていたが、スマートフォンが普及するのに伴い、こうしたスマートフォンをめぐる危険は今後もさらに増えていくと思われる。

 セキュリティ関連の記事は毎年注目を集めており、今年もSNS利用のリスクを伝えた記事(7位)や、PCのカメラやマイクを悪用する「クリープウェア」の危険性を伝えた記事(8位)、無線LANの設定不備による問題を伝えた記事(10位)、日本の省庁などを狙って発生した攻撃に関する記事(17位)など、多くの記事がランクインしている。

IDを密かに外部送信しているアプリが多数発見された(マカフィー公式ブログより転載)

 このほかの記事では、OS X Mavericksの不具合を伝えた記事(5位)や、MacBook Airのリコールを伝えた記事(6位)、OS X Mavericks正式発表の記事(14位)など、MacとOS Xに関する記事のランクインが目立つ。

 2013年の最後に多くのアクセスがあったのは、Googleがサンタクロースの追跡を開始することを伝える記事(13位)。ふたご座流星群(16位)やオリオン座流星群(20位)のライブ中継に関する記事もランクインしており、2013年はなぜか夜空に関する記事も注目を集めた。

(編集部)