メディアエクスチェンジ(MEX)は21日、ライブドアとの業務・資本提携の見直しの協議状況を発表した。協議開始から相当期間が経過しているが、株主や投資家に報告すべき合意点には現状では達していないとしている。
MEXは2月、親会社であるライブドアに対して、株式保有比率の低減を含む要望を提示。ライブドアから「今後とも友好的な関係を継続していくことを望んでいるが、資本提携については建設的な協議の上、見直しを行なうことに同意する」との回答があり、協議をしてきたという。
MEXでは今回、今後の方針として、ライブドアが保有するMEX株式の引受先となる「シナジー効果の得られる事業会社等の選定・交渉を行なう」ことに加えて、株式保有比率の低減については「具体的かつ実現可能な手段を検討・実施するための協議を鋭意、継続する」ことなどを示した。
なお、MEXが同日発表した2007年3月期の中間決算(非連結)は、売上高が11億200万円(前年同期比2.3%増)、営業利益が2,000万円(同83.0%減)、経常利益が3,800万円(同65.8%減)、当期純利益が3,400万円(同66.2%減)だった。
関連情報
■URL
株式会社ライブドアとの業務及び資本提携見直しに関する経緯等のお知らせ(PDF)
https://www.mex.ad.jp/news/ir/2006_1121_l.pdf
中間決算短信(PDF)
https://www.mex.ad.jp/news/ir/2006_1121.pdf
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( 永沢 茂 )
2006/11/21 22:03
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