お仕事にも役立つスマホアプリ
メモ帳感覚で使える電卓アプリ「計算式電卓」、単位や通貨変換も楽々!
2018年5月16日 06:00
アプリ名 | 計算式電卓 |
提供元 | burton999 |
料金 | 無料 |
登録 | 不要 |
URL | https://github.com/burton999dev/CalcNoteHelp/blob/master/documents/ja/index.md |
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.burton999.notecal(Google Play) |
引っ越し後に必要なものを揃えるとき、全部買ったらどれくらいかかるか、店ごとの割り引きやポイントも考慮しつつ、おおよその金額を計算しておきたいものです。スプレッドシートのアプリを立ち上げて金額を入力し、合計が出るように設定している方も多いのではないでしょうか。スマートフォンでもスプレッドシートは使えますが、少々面倒です。こんなとき便利なのが「計算式電卓」です。
メモ付きで複数の計算式を扱える
計算履歴が残せる電卓は過去にも紹介しましたが、今回の「計算式電卓」は、計算式だけでなく、数式以外の文章もメモとして残しながら計算できる電卓です。対応デバイスは現在Androidのみ。広告を表示する無料版と、広告がなく、通知エリアからウィジェットの呼び出しが可能な有料のPro版(360円)があります。
計算機能の豊富さ、カスタマイズ性に優れており、計算式も全体が見えるので間違いに気付きやすいのが特徴です。さらに、複数の計算式を扱え、これを計算メモとして保存や読み込みができるファイルとしてバックアップ、復元できる機能もあります。
セルのないスプレッドシートのような使用感
スプレッドシートの場合、行と列の計算はセルにあらかじめ設定する必要がありますが、計算式電卓ではその必要がありません。複数の式を書き込んでも個々の計算と全体の合計が同時に計算され、さらに数式以外の文字も混在させながら計算できます。まるでセルのないスプレッドシートのような感覚で使えるのです。
しかも、その計算メモに名前を付けて保存し、後で呼び出して再び計算に使うこともできます。メモを書き込めることで、何について考えながら計算していたのか、それぞれが何の式なのかが確認しやすくなっています。割引計算や価格比較、買い物前の予算検討に活用できます。思い付いたときにメモを作成する感覚で保存できるので、電卓というよりは“計算機能付きメモ”と言えそうです。
電卓部分を横にスライドさせると機能が切り替わる
電卓の中には、テンキー部分を横にスライドさせると関数電卓に切り替わるものもありますが、計算式電卓もテンキーをスライドさせると、さまざまな機能を利用できるようになります。
サポートしているのは、関数電卓、三角関数(角度、ラジアン、グラード)、対数(log10,log2)、自然対数、自然指数関数など。このほかに、順列と組み合わせ、累乗と階乗、平方根、立方根、最大値、最小値、中央値、合計、平均、分散、標準偏差、パーセント、四捨五入、切り捨て、切り上げ、消費税の税込/税別、商の余り、16進数、8進数、2進数や、変数を使っての計算ができます。
公式ウェブサイトのヘルプページでは、アプリで使える計算式のルールが解説されているので、興味のある方は確認ください。
さらに、設定の「キーパッドの設定」から「キーパッドのカスタマイズ」を選ぶと、単位や通貨を変換するための入力パッドを表示するようにできます。単位変換では距離、面積、体積、質量、温度、時間、速度に対応。通貨は主要31通貨に対応します。基本となる通貨を選択し、金額を入力すると、サポートしている全ての通貨の金額を一斉に表示し、メモ欄の計算式に反映できます。
カスタマイズ性にも優れる
サイドメニューでは新規ファイル、保存、ファイルの検索、エクスポート、元に戻す、やり直し、式を整形、印刷、設定などの各機能や、チュートリアル、オンラインヘルプを表示でき、各項目の表示/非表示の設定もできます。
このほか、設定画面の「UIの設定」では、スリープ機能のオン/オフ、アクションバーの表示/非表示、長いファイル名の省略、フルスクリーンモード、サイドメニューのカスタマイズ、言語の設定が可能です。
エディタの設定では、表示領域のフォント、フォントサイズ、行番号の表示、罫線表示、カレント行の強調、自動フォーマットが設定できます。
画面上部のアクションバーやサイドメニュー、エディタ、キーパッドの背景色や文字色、キーパッドの色やサイズ、ボタンのフォントサイズもカスタマイズできます。用意されている5つの入力用パッドに加え、新たに任意の入力用パッドを作成することもできます。
計算式電卓があれば、手間の掛かる比較計算にメモ帳とペンを取り出したり、スプレッドシートと格闘する必要はありません。好みのデザインや操作性も手に入れて活用してみましょう。