ビジネスに役立つiPhoneアプリ

地図をなぞるだけで距離とカロリーおよび標高が分かる「キョリ測」

アプリ名キョリ測(Ver.3.0.2)
こんなときに歩く前に、距離と消費カロリーの目安が知りたい
価格無料
販売Mapion Co., Ltd. (C)Mapion Co.,Ltd.
URLhttps://itunes.apple.com/jp/app/kyori-ce/id582185876?mt=8

指定ルートの距離、消費カロリー、標高の変化を表示

 気温も上がり、動きやすい季節になってきたが、中には冬のツケを感じている方もいらっしゃるはず。さまざまな理由で運動不足を自覚する人は、普段の歩行を有効に活用するといいだろう。実際の測定はスマートフォンや活動量計でできるが、どういうルートをどのくらい移動したら、どれくらいの効果があるのかをあらかじめ把握しておくと計画も立てやすくなる。そんなとき便利なのが、地図上で距離を調べられるアプリだ。

キョリ測

 「キョリ測」は、地図上でルートを指定すると、その間の距離、消費カロリー、標高の変化が分かるアプリである。3種類のルートを色分けして比較することができるほか、消費カロリーは、移動方法に従って、おにぎりやビールなど、指定の食品に換算することができる。測定したルートは、メールすることでパソコンからも見ることができるほか、マピオンの無料アカウントを作成すれば、保存してあとから呼び出すことも可能だ。

 ルートの指定方法として、画面中央の「+」マークを使う方法と、指で直接地図上をなぞる方法が用意されている。指定方法は設定で切り換えられる。画面の大きなiPhone 6 Plusなら直接なぞるほうが手早いかもしれないが、画面が小さいときや、ルートが複雑という場合は「+」マークを打っていくほうが簡単かもしれない。現在地を基準することも可能だ。なお、スタート地点とゴール地点を直接結ぶのではなく、その間の道を短い直線で結んでいくので注意しよう。間違えても「1つ戻す」で訂正できる。

 ルートの比較をしたいときは、画面右側に色の付いたABCの3つのタブを切り換える。Aならピンク、Bならグリーン、Cならオレンジ色のラインで描画されるため区別しやすい。活動量を増やすために、普段の通勤コースを見直したいといったときに便利だろう。

 移動方法としては、「徒歩」「ジョギング」「自転車」「車」のいずれかで、それぞれ任意のペースを指定できる。

 全体の距離は画面上に、途中の距離も線上に吹き出しで表示される。消費カロリーは、設定した性別、年齢、体重を基準に算出されるので、あらかじめ設定しておこう。

 カロリー単位はおにぎり、あんぱん、ホットケーキ、クッキー、ソフトクリーム、豆大福、チーズケーキ、コーラ、中生ビール、ラーメン、ビーフカレー、ハンバーガー、板チョコ、マシマシラーメンのいずれかを選べる。それを見て、運動後に摂取してしまわないよう気を付ける必要はあるが、なかったことにするなら励みになりやすいかもしれない。

 ユニークなのは、ルート上の標高を確認できる点だ。ルート選びの基準としてアップダウンの有無がポイントになる場合は参考になりそうだ。そのほかにも防災的な視点で活用することもできそうである。

画面の中心にある「+」を結んでルートを指定するパターン。カロリーはおにぎり換算
カロリーをクッキー換算に変更してみた。画面右下の山のアイコンをタップすると標高の変化が分かる
指でなぞって指定するパターン
タブを切り換えると色分けできる
表示設定画面
カロリー単位指定画面
計測設定画面

すずまり

プログラマからISPの営業企画、ウェブデザイナーを経て、現在はIT系から家電関連まで、 全身を駆使してレポートする雑食性のフリーライターに。主な著書に「Facebook仕事便利帳」「iPhone 4 仕事便利帳」(ソフトバンククリエイティブ)など。 睡眠改善インストラクター、睡眠環境診断士(初級)。