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神田で地図の店といえばココ! 「内外地図」で地図雑貨フェア開催
2017年11月16日 06:05
東京・神田の明大通り沿いにある老舗の地図会社「内外地図」の販売店舗(東京都千代田区神田小川町)において、11月1日から地図グッズのフェアが開催されている。
内外地図株式会社は創業が1948年という長い歴史を持つ地図会社で、紙地図の企画・調製やGIS(地理情報システム)の開発などを行っており、同社オフィスのある内外地図ビルの6階は、さまざまな地図を販売する店舗にもなっている。今回のフェアは同店の一角で行われるもので、地図に関連したさまざまなグッズが並べられる。
内外地図は2015年1月、一般向け商品を拡充するため、地図好きのための地図雑貨ブランド「igania(イガニア)」を立ち上げて、地図や地図記号、測量をモチーフにした雑貨を発売した。今回のフェアではこれらの同社オリジナルグッズに加えて、東京カートグラフィックやゼンリン、日本地図センター、マルモ印刷、ニシムラ精密地形模型、地理人研究所など他社の地図グッズも数多く用意している。
iganiaのグッズで最も人気があるのは、地図記号を使ったクリップだ。図書館や博物館、市役所などの地図記号の形をしたゼムクリップで、金メッキが施されている。
三角点標石の形をした付箋や、日本三大河川の地図が描かれた付箋、「祝」の文字が入った町(茨城県大洗町にある祝町)の地図が描かれたぽち袋も面白い。ちなみに河川の付箋には国交省が提供する「国土数値情報」、ぽち袋には「国土基本情報」の地図データを使用している。
このほか、地図記号が描かれたハンカチや、地図記号を組み合わせて作ったキャラクター「チズキャラ」のマグネット、地図記号を使ったリングメモ、ポストカードなどもある。
iganiaの担当者である流通販売部の岡本迪子さんは、「当社の製品は、いろいろな地図グッズの中でも特にマニアックだと言われることが多いですね。今後も他社が作っていない面白いものを作っていきたいと思います」と語る。
店舗の営業時間は8時30分~17時30分で、土日祝および年末年始休。今回のフェアは年末まで開催されている。店内には、地図関連の雑貨だけでなく、国土地理院の地形図や活断層図、昭文社、ゼンリンなど各社の紙地図、「地図中心」「地図ジャーナル」「地理」などのバックナンバー、江戸切絵図、GIS用のデジタル地図データなどさまざまな地図関連商品も置いてあるので、地図好きの方は訪ねてみてはいかがだろうか。