テレワークグッズ・ミニレビュー

第63回

スマートスピーカーが便利すぎて、どこの部屋でも、出張先でだって使いたい!!

 スマートスピーカーは便利だ。

 自室でオンラインミュージックを聴く、予定のリマインダーを喋らせる、タイマーとして使う。もちろん、ほかのアプリとの連携や検索にも使えるが、筆者的には先に上げた3つの使い方が多い。先日AmazonのセールがあったのでEcho Show 5を買ったが、これは「ベッドサイドアラームラジオ」として非常に便利だ。起床したら今日の予定が一目で分かる。

 複数のスマートスピーカーを居間、作業スペース、寝床に置いてあるが、複数台用意せずとも、そのときに使う場所に持って行くという使い方もアリだと思っている。ただし、そこで問題となるのがACアダプターとケーブルだ。スマートスピーカーだけを持ち歩くならともかく、ACアダプターも一緒にとなるとちょっと煩わしいのだ。そこで今回はスマートスピーカーの移動を考えてみた。

スマートスピーカーを普段使っていない部屋や出張先でも使いたい!!

「このまま持ち運んでもいいじゃないか」と言われそうだが、ACアダプターとケーブルが邪魔だ。画像の第1世代のGoogle Home Miniはmicro USB電源でも使うことができるが、すでに販売終了している

 台所のように普段スマートスピーカーを置いていない場所でも使いたいと思うのは、きっと筆者だけではないだろう。そんなときには、ACアダプターとスマートスピーカーを一体化できるホルダーがオススメだ。

 以前から自宅にあるのは、古いGoogle Home Mini用の製品だが、ほかにもGoogle Nest MiniやAmazon Echo Dot用の製品など、各社からさまざまな種類が販売されている。

 Google Home MiniやGoogle Nest Mini用の製品でも多くの種類があって、この製品がオススメ! というほど違いがないので、見た目やレビュー、価格などで決めればよいだろう。ただし、ACアダプターとスピーカーの間隔が近い製品はケーブルの取り回しに難があるので、画像のように多少間隔のある製品を選ぶのがよいと思う。

スマートスピーカー壁掛けホルダーはアイデア商品として良製品だと思う。こちらは普段ベッドサイドに置いてある
裏側から見たところ。ケーブルをらせん状に収納できるようになっている。最後にケーブルを本体に差し込むために若干のスペースがあるのがポイント

 本稿を書く際に、新たにAmazon Echo Dot(第3世代)用製品も購入してみた。Echo Dot用でも各世代ごとにさまざまなタイプが販売されている。

 ホルダーの構造は付属のACアダプターとスマートスピーカーがすっぽり収まるスペースと、ケーブルをスマートに収納する溝となっている。ACアダプターとスマートスピーカー本体に合わせた形状になっているので、購入する際には今使っている製品と世代まで確認してほしい。

Amazon Echo Dot(第3世代)用も買ってみた。Echo Dotは世代で大きさが異なるので、世代を確認して購入したい
今回はブラックに合わせて黒いホルダーを買ってみた
基本的な構造はGoogle Home Mini用もEhco dot用も変わらない

 ホルダーを使うとACアダプターとスマートスピーカーが一体化するので、壁のコンセントに挿すとスッキリとまとまる。通常、家の壁紙は白ベースなので、スマートスピーカーとホルダーは白系の方が収まりがよさそうだ。

壁のコンセントに挿すとスッキリまとまる。チャコールのGoogle Home Miniに白のホルダーは合わないと思ったが、装着してみるとこちらの方がすっきりしている
白ベースの壁紙だとホルダーも白の方が目立たない。ホテルなど外出先で使う場合は目立つ方が忘れ物にならないかも

 キッチンでスマートスピーカーを使うメリットとしては「マルチキッチンタイマー」がある。1つのコンロで〇分加熱しながら、別のコンロで×分加熱となるとキッチンタイマーが2つ必要になるし、当然キッチンタイマーは手で操作する必要があるが、スマートスピーカーの場合は話しかけるだけで済むので非常に便利だ。出来上がったらブロードキャスト機能を使って「ご飯できた~」と別の部屋の家族を呼び出すこともできる。

リモートワーク先でもスマートスピーカーを活用したい!!

 筆者は出張の時にもスマートスピーカーを持ち歩く。ホルダーを使う方法は、そんな時でもまとめて持っていけるので便利だが、実際に使ってみるとコンセントの突起が少々邪魔だ。

 また出張先のホテルなどで使う場合、自宅とWi-FiアクセスポイントのSSIDが異なるのですぐに使えない。そこで、出発前にスマートフォンのテザリングのSSIDで使えるように設定しておくと、いつでもすぐに使えて便利だ。出先で「Wi-Fiに繋がらないから使えない」というトラブルを避けるためにも旅行前に設定しておくとよいだろう。

 スマートスピーカーについて気になるのは、米国IT業界の技術者解雇多発という現状で、AlexaもGoogleアシスタント部門も不振と伝えられている。スマートスピーカーは、関連サービスが終了したら普通のスピーカーとして使うことも難しくなってしまうので、5年後にどうなっているか少々おびえている。

 ちなみに3月30日でサービス終了になるのが、LINEのCLOVA Assistantだ。こちらはCLOVAデバイスを持っていても、音声操作を使った機能は利用できなくなる。デバイス購入から1年未満であれば、端末購入代金は払い戻されるほか、事前にCLOVAデバイスのBluetooth設定をしておけば、サービス終了後もBluetoothスピーカーとしては利用できるとのこと。ただし、サービス終了後はBluetooth設定ができなくなるとのことなので、事前の設定が必須。CLOVEデバイスを持っている人は注意したい。

編集部スタッフやライター陣が、実際に使ってオススメできると思ったテレワークグッズを紹介していく「テレワークグッズ・ミニレビュー」は毎週金曜日更新。バックナンバーもぜひお楽しみください。テレワークに困りごとを抱えているなら、解決するグッズが見つかるかも!?