2009/12/7~12/13


Google音声検索
「Google Goggles」の概要ページ

 先々週に引き続き、先週もGoogleの新プロダクトラッシュが続いた。まず、iPhoneとAndroid搭載端末で利用できる「Google音声検索」の日本語版を提供開始。Web検索はもちろん、地図や店舗の情報、乗り換え案内などの検索も行える。また、GPS機能と連動し、場所に応じた検索結果を表示する。

 「Google音声検索」は“声”で検索するものだが、一方、米Googleは“目で見た物”で検索するサービス「Google Goggles」を実験サイトで公開した。携帯電話のカメラで撮影した写真をもとに検索するもので、Android携帯電話のアプリとして提供される。

 「Google Goggles」では、画像認識技術を使用している。撮影した画像には、対応したデジタル署名が生成され、このデジタル署名はGoogleの画像認識データベースと照合。一致すれば検索結果として数秒以内に表示される仕組みになっている。

 Webブラウザ「Google Chrome」でも進展があった。拡張機能(エクステンション)をWindows用とLinux用のベータ版で公開。エクステンションについては、記者説明会も行われ、従来のWebサイトやWebアプリの制作ノウハウがエクステンションの開発にも生かせると説明した。開発者コミュニティも発足するなど、開発者支援体制を整えているところがGoogleらしい。

 さらに、「Google Chrome for Mac」ベータ版が公開されたことも話題になった。Windows用やLinux用の安定(Stable)版にあるすべての機能が移植されたわけではなく、前述のエクステンションなどは利用できない。グーグルのシニアエンジニアリングマネージャーである及川卓也氏は、「できるだけ機能差がないように、Mac版でも早く提供したい」とコメントしている。

 また、グーグルは、日本語入力ソフト「Google日本語入力」ベータ版についての記者説明会を7日に行った。「Google日本語入力」は、WindowsおよびMac OS X用の日本語入力ソフト。Webページのデータから辞書を自動生成し、辞書と入力履歴により入力途中の文字から候補を表示する「サジェスト」機能を備える。

 日本語入力ソフトといえば、老舗のジャストシステムが「ATOK 2010 for Windows」を発表した。記者発表会では、グーグルの日本語入力ソフト参入についてもコメント。ATOKの競争相手は「Microsoft IME」や「ことえり」であり、無償ソフトという点で「Google日本語入力」も変わりないとしたが、新しい企業が参入することで、日本語入力ソフトの分野が活気づくと語っている。

「Google音声検索」日本語版開始、iPhoneとAndroidから利用可能
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20091207_333996.html
 グーグルは7日、携帯電話から音声入力でGoogle検索が行える「Google音声検索」を開始した。対応機種はiPhoneおよびAndroid搭載携帯で、iPhoneではApp Storeから「Google Mobile App」、AndroidではAndroidマーケットから「Google音声検索」のアプリをダウンロードすることで利用できる。

これは何? 見た物を検索してくれる「Google Goggles」公開
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20091208_334083.html
 米Googleは7日、Android搭載の携帯電話のカメラで写した物の情報を検索するサービス「Google Goggles」をGoogle Labsで公開した。例えば、旅行先で見た建築物を撮影して検索すると、それが何であるかをGoogle検索によって教えてくれる。Android 1.6以上に対応しており、現在、実験的サービスとしてAndroidマーケットからダウンロードできる。

Google Chromeの拡張機能、ベータ版を公開~すでに300種類以上
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20091209_334536.html
 米Googleは8日、Webブラウザ「Google Chrome」の拡張機能(エクステンション)をベータ版として公開した。Google ChromeのWindows用ベータ版とLinux用ベータ版で利用可能。エクステンションのギャラリーページにはすでに300種類以上のツールが公開されている。

「Google Chrome for Mac」ベータ版公開
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20091209_334515.html
 米Googleは8日、Webブラウザ「Google Chrome for Mac」のベータ版を公開した。Mac OS X 10.5以降に対応。Windows版と同様に、高速な起動や新規タブに表示されるお気に入りサイトのサムネイルなどを実現しているが、ベータ版のため、エクステンション、ブックマークシンクロ、ブックマークマネージャー、Cookieマネージャーといった機能は搭載されていない。

「ATOK 2010」2月発売、同音異義語の新アルゴリズム導入など
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20091208_334100.html
 ジャストシステムは8日、Windows用日本語入力ソフトの新バージョン「ATOK 2010 for Windows」を2010年2月5日に発売すると発表した。通常版パッケージ価格は8400円。Windows 7/Vista/XP(SP2以上)の日本語版(32bit版/64bit版)に対応。変換エンジンに新アルゴリズムを導入し、変換精度の向上を図った。

「Thunderbird 3」正式版公開、メール検索を30倍に高速化
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20091209_334520.html
 Mozillaは9日、メールソフトの最新バージョン「Thunderbird 3」の正式版を公開した。Windows版、Mac版、Linnux版が用意されており、日本語を含む各国語版をMozillaのサイトから無償でダウンロード可能。新開発の検索エンジン「Gloda」を採用し、メール検索を強化した。前バージョンの「Thunderbird 2」と比較して30倍以上の高速化を実現したという。

Flash Playerの最新バージョン公開、深刻な脆弱性を修正
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20091209_334535.html
 米Adobe Systemsは8日、「Flash Player」に見つかった深刻な脆弱性を修正した最新バージョンを公開した。細工が施されたコンテンツを開くことで攻撃者にコンピュータを乗っ取られ、任意のコードが実行される恐れがある脆弱性を修正。深刻度は、4段階で最も高い「critical」とされている。

セブン&アイ、ネット通販事業に本格参入
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20091207_334043.html
 セブン&アイ・ホールディングスは7日、今後成長が期待されるネット通販事業に本格参入すると発表した。これを受けて、7日付けで同社傘下の事業会社「セブンアンドワイ株式会社」を「株式会社セブンネットショッピング」に社名変更し、8日から通販サイト「セブンネットショッピング」を開始した。

Amebaなう、PC版サービスが開始
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20091210_334889.html
 サイバーエージェントは10日、ミニブログサービス「Amebaなう」PC版の提供を開始した。先行して8日にはモバイル版の提供を開始しており、開始から2日で累計投稿数が20万件を突破したという。当初、PC版サービスは16日の開始を案内していたが、同社ではモバイル版の利用状況を踏まえて、10日に前倒しして提供を開始した。


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(編集部)

2009/12/14 06:00