10年以上の「在宅ワークブロガー」が語るこだわり

　こんにちは。ブロガーで10年生活し、今は「ごりゅごcast」というPodcastが楽しくて仕方ない五藤隆介（ごりゅご）と言います。

　10年以上前から在宅ワークがメインで、結婚して子どもが生まれてからの5年間はほぼ100％に近いレベルで自宅のみで仕事を済ませています。

　今回は10年の在宅ワークを振り返ってみて、どんなことが重要だったのか、ということを簡単にまとめてみたいと思います。

作業効率を「上げる」「下げない」2つの目線で環境を整備

　10年以上の在宅ワークを振り返ってみると、価値が高いものにきちんとお金をかけるという（ある意味でごく基本的な）ことが在宅ワークで一番重要なことでした。

　フリーランスは基本的に仕事道具も全部自前で用意する必要があるわけですが、逆に言えば仕事の道具も環境も、何もかも自分の自由に好きなものを選べるということでもあります。

　そうやって10年以上自宅の環境整備に力を入れてきましたが、10年やってみて「作業効率が上がるもの」と「作業効率を下げないもの」という目線で環境を整備する、ということがコツだと感じました。

在宅仕事ならば外部ディスプレイがないともったいない

　作業効率を上げるための代表的なものが、パソコンのスペックだったり、外部ディスプレイを繋ぐこと。高いパソコンを買えば動作が早くて時間短縮に繋がるし、広いディスプレイは一度にできる作業の範囲が広くなって効率が上がります。

ディスプレイ。30インチの4Kモデルを使っていますが、今ならば曲面ディスプレイを購入するのが一番良い選択だと思います

　特に在宅でノートPCを使っていて今後も在宅ワークが存在するならば、外付けのディスプレイ＆設置場所はなんとしてでも最優先で確保すべきだと思います。

椅子を買うならコストコの「ジェネリックアーロンチェア」

　とはいえ、こういう感じの効率アップといった「攻め」の姿勢と同じくらい大事なのが、自分の体を労る、という「守り」の道具たちです。

　この手の疲労軽減グッズとして最も代表的なものが、いい感じの椅子。

　我が家は夫婦でコクヨの「インスパイン」という椅子を使っていますが、もしも今買うならばコストコの「ジェネリックアーロンチェア」と呼ばれる椅子をオススメします。

　我が家でも子ども用に1台この椅子を購入しましたが、正直「これで十分すぎる」という感想。

WHALEN IV メッシュチェアー。1万円ちょっとでこのクオリティはすごい

　椅子には相性があるので、全ての人にオススメできるとは限らないのですが、これだけのためにコストコの入会費を支払ってでもまだ安い買い物です。

椅子に並ぶレベルの効果を発揮するブルーライトカット眼鏡

　最後に、パソコン仕事で最も消費する「眼」を守るのに一番簡単に手に入るのがブルーライトカット眼鏡です。

　ブルーライトカット機能のみの眼鏡はだいたい5000円くらい。眼鏡をつけている人は、通常の眼鏡に追加で5000円くらい支払うことで、ブルーライトカット対応の眼鏡を作ることができます。

JINSのPC眼鏡。一度、家の中で行方不明になり、慌てて2つ目を購入（その後、家で見つかった）

　ブルーライトカット眼鏡についても、人によっては効果がないと感じる人もいるみたいですが、一番大事な眼を守るためには安い投資です。少なくとも私の場合、これがあるかないかで1日の目の疲れの感じ方は全然違います。

　個人的には、ブルーライトカット眼鏡と同じくらい外出時のサングラスも重要だと感じていますが、なんにせよ「在宅ワーカー、PCワーカーは眼を大事にする。目は消耗品である」という意識を持つだけでも、在宅ワークの効率を上げることに役立ってくれると思います。

睡眠をしっかり取って仕事効率も向上

　時間と健康はお金では買えないからこそ、お金の力で少しでも予防・対策をしておく、というのが最近の私の心がけです。

　あと、たくさん眠ることも大事です。眠いときと眠くないときの仕事効率は真面目に3倍くらい違います。通勤時間が減った分を全部睡眠に充てて、たくさん（7時間以上）眠りましょう。

五藤 隆介

1980年愛知県生まれ。数え切れないほど五藤と後藤を間違えられる。2018年より開始したPodcast「ごりゅごcast」はAppleの「Best of 2018 最もダウンロードされた新番組」に選ばれる。平日毎日15分、テクノロジーを駆使して、仕事や生活がちょっと便利に、楽しくなるテクニックをお届け中。