ストレスを抑えて回復力に特化、ノルウェー在住者の「ホームオフィス3箇条」

　ノルウェー在住のTakaと申します。ノルウェーでは11月現在、感染対策の厳格化でホームオフィスが基本勤務体系となっています。

　そのため、私が勤める会社Vivaldi Technologies（ウェブブラウザー開発企業）のオフィスもオスロにあるものの、現在は郊外の自宅からリモートワークをしている今日このごろです。

　仕事やプライベートの活動でパソコン作業が多く、長時間座っても肉体的・精神的な疲労を感じにくくすることが、作業環境を作る上で重要なポイントでした。

　試行錯誤の末、たどり着いた基本方針が「ストレスを抑え、回復力に特化する環境を作る」ことです。具体的には以下の3点を実施しています。

1）毎日本当に使うものだけをデスク周りに置く
2）自分の体型に合った、疲れにくい椅子に座る
3）作業の合間にすぐ自然豊かな景色が見られる

ストレス低減のため机や椅子にこだわり。美しい景色も大事なポイント

1）毎日本当に使うものだけをデスク周りに置く

　以前はデスクに、ありとあらゆる筆記用具や本を置いていたのですが、ものの多さと比例して「いつかきれいにしなきゃ」とか、「使わないともったいない」とか、雑念も入り込むことに気付きました。

ミニマムを意識したデスク周り

　コンピューター関連（スクリーン、筐体、PC用メガネ、イヤフォンなど）、少々の筆記用具など。実にこれで十分かつ快適です。

2）自分の体型に合った、疲れにくい椅子に座る

　疲れにくい椅子には、さまざまな条件がありました。余裕をもって足が床に付くこと、ランバーピロー＆ヘッドレストピロー付、キャスター付、ソフトファブリック（レザーではなく）、リクライニング機能付、落ちついた色（で、お手頃価格だとうれしい）……。そんな条件で探すと、下記の椅子しかありませんでした（笑）。

自分の足の長さ（短さ？）にあった貴重な椅子

　デスクにも収納可能、コンビネーション良しです。

3）作業の合間にすぐ自然豊かな景色が見られる

　空気が美味しい静かな村におり、これだけでも在宅ワークをする身としてはありがたい環境にいると思います。極めつけに窓から見える山の景色が美しく、見ると一瞬で癒やされます。

ある日の窓の外

　デスクは山がすぐ見える場所に設定しており、また、そこは暖房が通っている箇所でもあります。快適な温度、空気、景色がもともと集っている場所があれば、ぜひそこにデスクを置いてみください。

美味しいコーヒーやハンモックでリラックス

　コーヒーはバリスタの友人に勧められた道具で、豆から淹れています。ノルウェーのメーカーWilfaのコーヒーグラインダーで、日本でも入手可能です。また、室内にハンモックを置いて日光浴も楽しめるようにしています。

ハンモックで室内日光浴

　明るい光を見続けることが苦手で、ディスプレイは常時ナイトモード、PC用メガネでさらに輝度を気持ち抑えています。

　個人ノートパソコンには、X JapanのYoshikiさんがオスロにいらっしゃった際にいただいたサインが入っていて、思い入れのある一品です。あまり手作業がないときは、バルコニーのハンモックに持っていって回復を意識しながら仕事をしています。ブラウザーはもちろん、Vivaldi。

Taka

ノルウェー在住の大阪人。現地企業にてVivaldiブラウザーのマーケティングやローカライズを中心に複数のプロジェクトを担う。プライベートではYouTubeなどを通じて、ノルウェー移住を考える日本人への語学サポート、生活・求人情報提供活動を行っている。晴耕雨読の市民ランナー。