イベントレポート
Interop Tokyo 2019
近未来アニメ風UIのセキュリティ情報融合基盤「CURE」を動態展示
2019年6月12日 17:45
最先端ネットワーク技術・製品のイベント「Interop Tokyo 2019」が幕張メッセ(千葉市美浜区)で6月12日~14日の期間で開催されている。
国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)のブースでは、6月6日に発表した、異なる情報源からサイバーセキュリティ関連情報を集約・横断分析するセキュリティ情報融合基盤「CURE」を展示してデモしている。
CUREは、NICTの開発している、インシデント分析センター「NICTER」、標的型攻撃を観測・分析するサイバー攻撃誘引基盤「STARDUST」、サイバー攻撃統合分析プラットフォーム「NIRVANA改」、脅威情報集約システム「EXIST」の情報を集約し、互いに関連付けて可視化するシステムだ。
例えば、複数の攻撃やマルウェアの脅威をIPアドレスやドメインで共通性を見付けたり、攻撃に対してEXISTの脅威情報と関連付けたりして、可視化する。これによって、脅威の影響について迅速な把握と、セキュリティオペレーションの効率化が期待できるという。
なお、CUREやNIRVANA改は、Interopのネットワーク「ShowNet」でも利用されているほか、NOC(Network Operation Center)の壁にも画面が大きく表示されていた。