イベントレポート
Interop Tokyo 2021
TP-Link、Wi-Fi 6対応メッシュルーター「Deco X90」を展示
既発売の「Archer AX73/AX90」や10GbEスイッチ、クラウド管理の法人向け製品群も
2021年4月16日 11:19
TP-Linkは、4月14日から16日まで幕張メッセ(千葉市美浜区)で開催されているイベント「Interop Tokyo 2021」において、Wi-Fi 6対応メッシュルーターの新モデル「Deco X90」などを展示している。
Wi-Fi 6対応メッシュルーター「Deco X90」
Deco X90は、5GHz帯×2、2.4GHz帯×1のトライバンドに対応し、通信速度は5GHz帯が4804Mbpsと1201Mbps、2.4GHz帯が574Mbps。背面には2.5GBASE-T×1と1000BASE-T×1の有線LANを備える。
バックホール専用に2本のアンテナを備え、メッシュWi-Fiを構成するDecoのユニットを自動検出して強力な接続を確立する仕組みだ。さらに4本のアンテナを別途内蔵しており、Wi-Fiのカバーエリアを広範囲に確保する。
Wi-Fi 6の要素技術であるOFDMAおよびMU-MIMOにも当然ながら対応しており、最大200のWi-Fi子機を接続して快適に利用できるという。暗号化方式はWPA3に対応するほか、サイバー攻撃をブロックできるほか、家族のネット利用も細かく制御できるセキュリティ機能「TP-Link HomeShield」も搭載する。
サイズは、130×123×210mm(幅×奥行×高さ)。現時点で価格は未定ながら、日本でも2021年5月下旬の発売を予定しているとのことだ。
Wi-Fi 6ルーター「Archer AX73/AX90」と10GbE対応スイッチ
このほか、既発売のコンシューマー向け製品も展示されていた。Wi-Fi 6ルーターでは、IPoE IPv6(v6プラス、DS-Lite)対応の「Archer AX73」や、トライバンドWi-Fi 6ルーター「Archer AX90」。また、全ポート10GbE対応のアンマネージスイッチ「TL-SX105」(5ポート)と「TL-SX1008」(8ポート)も展示されていた。どちらも発売後非常に引き合いが強く、特にTL-SX105は早々に初回分が売り切れたそうで、5月に次回は入荷するとのこと。
法人向けでクラウド管理できるWi-Fi 6アクセスポイントやVPNルーター、PoE+対応マネージドスイッチも
企業向けとしては、Wi-Fi 6対応アクセスポイント「EAP660 HD」や、VPNルーター「ER7206」、PoE+対応で2.5GbE×8、10Gbps SFP+×2などを備えるマネージドスイッチ「TL-SG3210XHP-M2」などを展示。これらは、全てTP-Link独自のクラウド管理システム「Omada SDN Solution」に対応しており、クラウドで一元管理し集中的に制御できる。しかも、月額料金は無料で利用できるため、大きなコストをかけられない中小企業などにも最適のソリューションとのこと。
なお、Interop Tokyo 2021は、4月19日から23日までオンラインでも開催される。閲覧にはユーザー登録が必要。TP-Linkのオンライン展示ページはこちら。