イベントレポート

Interop Tokyo 2013

NEC、11acルーターに搭載した独自技術「μEBG構造」「μSRアンテナ」を展示

 「Interop Tokyo 2013」の日本電気株式会社(NEC)のブースでは、「IEEE 802.11ac(Draft)」(以下、11ac)対応の無線LANルーター「Aterm」シリーズを展示し、製品に採用した独自技術「μSRアンテナ」「μEBG構造」の紹介を行っている。

11ac対応のAtermシリーズ製品

 NECでは、11ac対応無線LANルーターとして「AtermWG1800HP」「AtermWG1400HP」をすでに発売。また、11日にはエントリーモデルの「AtermWF800HP」を発表している(6月20日発売予定)。

 これらのNEC製の11ac対応製品は、他社製品よりもコンパクトな点が特徴となっている。NECでは、独自開発の「μSRアンテナ」によりアンテナの専有面積を従来機種比で約88%削減することで、スリムな筐体を実現。また、電磁ノイズを抑制する「μEBG構造」を採用したことで、アンテナの受信感度を約10倍向上。従来実施してきたノイズ対策のための部品が不要となり、小型化が可能になったという。展示ブースでは、これらの技術を実際の基盤で見ることができる。

 このほか、IPv6移行技術(464XLAT、DS-Lite、6rd)に対応したAtermの参考展示や、IPv6対応製品としてモバイルルーター「Aterm MR02LN」の展示も行われている。

「μSRアンテナ」「μEBG構造」により小型化を実現
IPv6対応製品も展示

(三柳 英樹)