パナソニック、スマホ連携の「スマート家電」や家庭向け電力制御機器を展示


 「CEATEC JAPAN 2012」のパナソニックのブースでは、「エコ&スマートなくらし」をテーマに、スマートフォンと連携する冷蔵庫や炊飯器などの「スマート家電」や、家庭の電力使用量の計測や機器の制御を行う「スマートエナジー」の展示を行なっている。

 パナソニックでは、Felicaや無線を使ってスマートフォンと連携し、共通のアプリ(パナソニックスマートアプリ)から各種情報の表示や制御を行える「スマート家電」シリーズ製品を9月下旬から順次発売している。ブースには、アプリ対応の冷蔵庫や洗濯機、炊飯器、電子レンジ、体組成計などが並び、来場者が実際に体験できるようになっている。

スマートフォンと連携する「スマート家電」シリーズ共通アプリ「パナソニックスマートアプリ」で連携する

 「スマートエナジー」関連では、家庭向けエネルギー管理システム(HEMS)製品として、10月21日に発売予定の「AiSEG」を展示している。AiSEGは、小型のルーター程度のサイズの本体と、分電盤の近くに取り付ける計測ユニットからなり、家庭内の電力状況を計測したデータが、専用のモニターやスマートフォン/タブレット、ビエラコネクトなどから確認できる。

 太陽光発電システムや蓄電池ユニットなどと組み合わせることも可能で、停電時に使用したい家電やコンセントの位置を決めておくといった設定や、対応機器と連携して使用電力量を調節するといった制御が可能。さらにインターネットと接続することで、より長期のデータをパナソニックのサーバー側に保存する機能や、外出先からコントロールできる機能などを提供する。

 このほかブースでは、20型で4K解像度を持つIPS液晶パネルや、NHKと共同開発したスーパーハイビジョン用145型8Kプラズマディスプレイの参考展示などを行なっている。

スマートHEMS製品「AiSEG」家庭内の電力使用量の確認、機器の制御などが行える
20型で4K解像度のIPS液晶パネル145型8Kプラズマディスプレイ




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(三柳 英樹)

2012/10/2 17:09