ヤマハ、RT58iの後継機「X10」を参考出品。年内発売目標
X10の参考出展コーナー |
「Interop Tokyo 2010」の住商情報システムブースで、ヤマハがSOHO向けルーター「X10」を参考出品している。RT58iの後継機種にあたる製品で、「年内には発売したい。価格もできるだけRT58iと同程度で」という。
X10は新たにギガビットイーサネットに対応。さらに、携帯通信アダプターをUSBで接続してWAN側の回線として利用することもできる。
管理性も向上。新しくスロットが付けられたmicroSDやUSBメモリーに設定を入れておき、そこから起動できるようになっている。例えば、ルーターの設定に詳しくない支店に、あらかじめ設定をした上で設置するといったことも容易になる。そのほか、パワーオフログ保存機能やSNMPなどにも対応する。
X10本体 | 新設されたmicroSDスロット |
会場で目をひいていたのが、組み込み向けスクリプト言語「LUA」によるカスタマイズだ。上位機種にあたるRTX1200やSRT100で採用されている機能で、通信状況や温度をモニタしたり、定期的にpingで接続を確認したりといった自動処理がルーター単体でできる。会場では、Twitterと連携するスクリプトにより、microSDカードの抜き差しやボタン操作に反応して、博多弁でつぶやくデモなどを披露していた。
LUAスクリプトでtwitterにつぶやく | X10の紹介パネル |
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(高橋 正和)
2010/6/11 13:41
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