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IoTは生活環境も変革する
2018年1月23日 17:10
生活用IoTが本格化しつつあるようだ。この1週間を見ても話題は豊富だ。まず、レオパレス21はアマゾンエコーを標準装備して、家電の制御ができるようになる。and factoryは秋葉原と神田にIoTホテルの営業を開始した。パナソニックでは電力使用量を、CCCと東京ガスはガス利用量を可視化する端末の配布を開始した。また、カーテンの開閉などを行うデバイスも話題も取り上げられている。今後はさらにさまざまな事業者がIoTを利用した住宅や家電製品などを市場に投入してくると思われる。
一方で、いまのところ、技術デモとしては面白いのだが、経済性、つまり設備に必要なコストに対して、得られる経済的なメリットがどの程度あるのかはよくわからない。このあたりはビジネスモデルも含め、今後の課題といえるだろう。そうはいっても、たんなる経済性ではなく、高齢化世帯や一人暮らし世帯における利便性、安全性、見守り機能としての発展性に着目すると、将来的には大きなニーズも期待できる。そして、ここでもプライバシー保護に対する懸念を拭い去る必要もあるだろう。
ニュースソース
- レオパレス21、「Amazon Echo」連携の家電音声操作が可能に--専用「LeoRemocon」が対応[CNET Japan]
- IoTホステルを展開するand factoryが秋葉原と神田に新規店舗をオープン、「おやすみ」の一言で室内が就寝環境に[The Bridge]
- パナソニック「スマートHEMS」へ--電力見える化とAIによる家電制御で安心、健康な暮らし[CNET Japan]
- 工事不要でカーテンを自動開閉。スマホと連動できる光のアラーム「めざましカーテン mornin’」[lifehacker]
- CCC、東京ガス利用者にタブレット端末を1万台無料配布 ガス利用量や生活情報を表示[ITmedia]