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つぎの注目分野は“不動産テック”

 情報通信技術をさまざまな分野で積極的に利用していくことにより引き起こされるイノベーション、いわゆるxTech(エックステック)はますます広がりつつある。ここ数年、金融分野ではフィンテック、医療分野でのメディテックなどというラベルが定着し、目覚ましい発展がある。その背景には、AI、IoT、VR/AR、ブロックチェーンといった技術の実用化があり、これまでの情報処理技術では十分に解決できなかった課題への取り組みが進んでいるということがある。もちろん、少子高齢化にともなう労働力減少をまえにした効率化に対する要求、スマートフォンなどの高性能デジタル機器の普及もあることはいうまでもない。

 そのなかで、今週の話題として取り上げておきたいのは不動産分野への適用、つまり「不動産テック」に関する話題である。「不動産テックカンファレンス」が開催されるということに関連があるのかもしれないが、そうでなかったとしても、ここのところいくつものスタートアップ企業がこの分野に取り組んでいることが報じられている。また、資金面においても、調達が順調に進んでいるようである。さらには、土木や建築などの社会インフラへの広がりもある。

 これから開催される関連コンファレンスや展示会でもこうした話題への注目をしていきたい。

ニュースソース

  • 最新テクノロジで変貌する不動産、都市開発とは--「不動産テックカンファレンス2018」開催[CNET Japan
  • ドローンで屋根の雨漏り検査、保証制度と連動[日経XTECH
  • AI活用でマンション売買をスマートにするHousmartが3億円を調達、事業者向けSaaSの開発も[TechCrunch日本版
  • iYell、総額約6億6000万円の資金調達を実施[CNET Japan
  • ブロックチェーン活用の不動産デジタルプラットフォーム事業でGA technologies社が特許出願 ~不動産に関する契約や取引内容などをスマートコントラクトで管理・自動化[仮想通貨Watch
  • 橋梁の劣化をデジタルで再現、電子機器開発の知見を応用[日経XTECH

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