研究開発が進む新たな認証技術

　個人を識別する技術としてはパスワード、指紋、静脈、顔の特徴などを利用することが一般的に行われている。これまでも、それ以外にも個人を識別するさまざまな技術が研究されてきているが、今週は、新たな識別技術が報じられている。ひとつはライフログを使う「ライフスタイル認証」、もうひとつは手のひらの特徴（皮膚紋理）から秘密鍵を一時的に生成しようというものだ。本人がパスワードなど忘れたりしないこと、第三者になりすまされないこと、本来管理されているはずのシステムから漏洩しないこと、さらには高い精度を持つことなど、さまざまな要求を満たすとともに、利用しようと思ったときに、なんらかの機器の操作を最小限にして、簡便であることも重要だ。もちろん、個人を識別するための「個人情報」がどこかに蓄積されることに対する懸念をもつ人は少なくないことから、うまくバランスのとれる技術へと成熟されることを期待したいところだ。

ニュースソース

• ライフログで個人を識別する「ライフスタイル認証」、東大など5年計画で確立目指す［ITmedia］
• 日立とKDDI総研、“手ぶら決済”を実現するPBI技術--スマホのカメラで手のひらを撮影［CNET Japan］

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