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今週のブロックチェーン：テックビューロ仮想通貨流出事件のその後

2018年10月16日 16:00

　約70億円といわれる仮想通貨が流出したテックビューロは、仮想通貨交換所Zaifの事業をフィスコに譲渡し、自社は解散の手続きに入ると報じられている。いわゆる登録業者としては初の廃業ということになりそうだ。これによって、事件は収束に向かうものと見られるが、今後も引き続き、交換事業者には顧客資産の安全な管理体制の維持を望むとともに、リスクに備える安定的な経営も求められる。

　こうしたネガティブな話題とば別に、ブロックチェーンという技術基盤を利用した仮想通貨以外のサービスについての話題が目立っている。例えば、世界的なビジネス誌としても知られるForbes（フォーブス）では、Civil（シビル）の分散コンテンツ管理システム（CMS）を利用するということが報じられている。実験的なフェーズではあるとしつつ、記事のアーカイブ、耐改ざん性の高さ、そして今後はスマートコントラクトの利用なども念頭にあるようだ。出版・メディア分野ではかなり早い取り組みとして注目しておきたい。

ニュースソース

  • ブロックチェーンとHPKIで医師の保有資格を開示［日経デジタルヘルス］
  • 私的支払い「問題ない」　ビットコイン消失事件、CEO被告人質問［ITmedia］
  • 仮想通貨マイナーやIoTマルウエア、カスペルスキーがサイバー攻撃動向を解説［日経XTECH］
  • GMO、独自の円ペッグ仮想通貨を2019年度に発行 ?日本円連動ステーブルコイン「GMO Japanese YEN」をアジア地域で展開へ［仮想通貨Watch］
  • SBIが仮想通貨Bitcoin Cashのハードフォーク対応を表明、ただしコイン分裂の可能性は低い ?11月中旬予定のハードフォークはネットワークコンセンサスルールのアップグレード［仮想通貨Watch］
  • 仮想通貨ウォレットアプリを開発するGinco、異種仮想通貨を交換できるDEX機能をリリース??まずは、日本国外ユーザ向け［The Bridge］
  • CR FoundationとTechWave、ブロックチェーン・仮想通貨関連分野で業務提携［TECHWAVE］
  • コインチェック買収の狙いは人材??マネックス松本社長が語るネット証券20年のその先［BUSINESS INSIDER］
  • テックビューロ、Zaifの事業譲渡契約をフィスコ仮想通貨取引所と締結 ?事業譲渡後はZaifの仮想通貨交換業登録を廃止し解散の予定［仮想通貨Watch］
  • テックビューロが仮想通貨流出の補償方針を発表。BTC・BCHは同額、MONAは6割を同額MONAで残りを日本円で補償 ?仮想通貨交換所「Zaif」については運営会社が変更されるのみとフィスコが報告［仮想通貨Watch］
  • AI Grid Foundation、ブロックチェーンVC複数から2,000万米ドルを調達??再生可能エネルギーを交換できるスマートコントラクト基盤を構築［The Bridge］
  • フォーブス、分散型コンテンツプラットフォームと提携［BTCN］
  • 「平均的な」ビットコイン利用者は富裕層の若い男性　米調査［CNN］
  • 幻滅期のブロックチェーン、LINEとメルカリが力を注ぐ理由［日経XTECH］
  • 補償原資足りずテックビューロ消滅へ。仮想通貨取引所｢倒産リスク｣にどう備える？［BUSINESS INSIDER］
  • LINEがブロックチェーンで構築、新経済圏の全貌［日経XTECH］
  • 「仮想通貨が今後成長することは考えにくく、需要も減るだろう」　英調査員が指摘［ITmedia］
  • 相場低迷でも仮想通貨市場に活気──主役は「仮想通貨ヘッジファンド」［ニューズウィーク日本版］

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