iNTERNET magazine Reboot

今日は何の日

7月6日:日本から蔵書の電子化プロジェクトに参加が発表された日

 2007年の今日、グーグルは「グーグルブックスライブラリープロジェクト」に、慶應義塾図書館がパートナーとして加わったと発表しました。同図書館が収蔵する200万冊以上の書籍から、著作権の保護期間が切れた約12万冊をデジタル化し、「Google ブック検索」から検索・閲覧できるようにしていく計画だとしています。

 しかし、このグーグルの書籍の電子化プロジェクトは米国で著作権が侵害されたとする訴訟が起こされ、頓挫することとなります。2015年に米国最高裁でフェアーユースであるという判断が示されましたが、かなりの時間も経過し、いまだグーグルはこの分野に関心を持っているのかどうかすらわかりません。

出典:「INTERNET Watch」2007年7月6日付記事
『「Google ブック検索」で福沢諭吉の著作も閲覧可能に Googleの図書館プロジェクトに慶應義塾図書館が参画』

▼「TIMEMAP」で深読み
『Googleブック検索』と『慶應義塾大学』と『図書館』の足跡をたどる


「今日は何の日」について

「今日は何の日」は、INTERNET Watchのバックナンバーから、今日という日付に起きた注目すべきニュースを取り上げて解説するシリーズコンテンツです。一般社団法人タイムマップの時系検索エンジン「TIMEMAP」の協力で実現しました。(時限企画:2018年9月まで)