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ブックビヨンド、電子出版プラットフォーム「Beyond Publishing」、月額9500円から利用可能

 株式会社ブックビヨンドは31日、電子書籍データの作成から配信、販売までが行える電子出版プラットフォーム「Beyond Publishing」のサービス提供を開始した。ストアモールでコンテンツを無料配信する「無料配信プラン」は初期費用5万円で、データ容量1GBのシステム利用料が月額9500円(料金はすべて税別)。

 Beyond Publishingでは、PDFやテキスト形式のデータをアップロードするだけで、ePub3形式の電子書籍が作成できる。ePub3データのアップロードも可能。作成した電子書籍は、無料配信のほか、販売機能が追加される「有料配信プラン」(月額1万5000円/1GB)と、ユーザーへの一定期間ごとの課金が可能な「有料読み放題プラン」(月額2万円/1GB)での配信が可能。

 さらに独自の配信ストアを開設し、電子書籍の有料/無料での配信会員管理が行える「会員限定配信プラン」の提供も行う。このプランのみ初期費用10万円で、月額料金は見積もりに応じて変動(最低3万円から)となる。

 書籍の閲覧や購入は、ウェブブラウザーで行えるほか、Windows/Android/iOS向けのビューアーアプリが提供される予定。

 ブックビヨンドでは、出版物の紹介サイトや立ち読み機能へのリンク、QRコードを利用したデジタル付録、見本誌のデジタル献本などのプロモーション支援も提供する。

 ブックビヨンドが属する学研グループが「学研ゼミ」加入者向けに提供するサービスで、子供向け電子書籍600冊が月額500円で読み放題となる「学研図書ライブラリー」も、Beyond Publishingの会員限定配信プランを利用して運営されている。なお、Beyond Publishingには、株式会社ACCESSが提供するePub3対応の電子出版ソリューション「PUBLUS」が採用されている。