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テックウインド、QNAPの1/2/4ベイ対応のNAS「TS-x31P」シリーズ3製品

 テックウインド株式会社は、台湾QNAP Systems製のNAS製品「TS-x31P」シリーズ3製品を12月9日より販売する。いずれもオープンプライスだが、市場想定価格(税込)は1ベイタイプの「TS-131P」が2万2800円、2ベイタイプの「TS-231P」が2万9800円、4ベイタイプの「TS-431P」が4万4800円。

 いずれの製品もデュアルコアCPUのARM Cortex-A15(1.7GHz)とDDR3メモリ1GBを搭載する家庭やSOHO向けの製品。ツールフリーでHDDの付け外しが可能な構造が特徴で、SMB/CIFS、NFS、AFPプロトコルをサポートする。

 背面にはUSB 3.0ポート×2を装備し、外付けUSBストレージが利用できるほか、互換性のあるUSB Wi-Fiアダプターの接続にも対応する。前面には、USB 3.0ポート×1と、USB外付けドライブのデータをワンタッチでバックアップできる専用ボタンを装備する。

 同社製NAS製品の多くが採用するOS「QTS 4.2」を本体内蔵の512MBフラッシュメモリに搭載し、バックアップ・復旧・同期の機能を統合した「Hybrid Backup Sync」、クラウドストレージサービスとの同期が可能な「Qsync」、プライベートクラウド上のメモをほかのユーザーと共有できる「Notes Station」、メールアカウントの一元管理やメールのバックアップが可能な「QmailAgent」、連絡先を保存・管理できる「Qcontactz」といった豊富なアプリを利用できる。

 また、DLNA、AirPlay、Chromecastに対応しており、音楽や動画をストリーミング再生可能。専用アプリによりスマートフォンからNASへのアクセスも行える。

 TS-231PとTS-431Pは、ギガビット対応の有線LANポート×2を装備し、複数のポートトランキングモードをサポート。リンクアグリゲーションを構築してデータ転送速度を向上できるほか、フェイルオーバーとデュアルIPもサポートする。読み取り速度は最大224MB/s(TS-131Pは112MB/s)、書き込み速度は最大176MB/s(TS-131Pは112MB/s)。ハードウェアベースのエンジンによるAES 256bit暗号化・復号化にも対応する。

 本体サイズおよび重量は、TS-131Pが73×225×168.5mm(幅×奥行き×高さ)で1.04kg、TS-231Pが102×225×168.5mmで1.28kg、TS-431Pが182×235×177mmで3kg。