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「地震対策ハッカソン」参加チーム募集中、天王洲アイルで4月22日・23日開催

 株式会社サムライインキュベートが4月22日・23日、「地震対策ハッカソン」を都内で開催する。現在、参加チームを募集中だ。地震発生後の人々の生活や復興活動における課題をITで解決するためサービスを開発し、優れた作品については実際に事業化・法人化に向けてサムライインキュベートが投資することも検討する。

 募集の締め切りは4月13日。その後、4月15日に開催される説明会を経て、4月17日までにアイデアシートを提出する必要がある。募集テーマは、「状況収集・共有・避難・安否確認」(情報に関すること)、「お金」(現金以外のお金に関すること)、「家・モノ」(IoTに関すること)の3つ。募集枠は20チーム程度(1チーム3~5人)を想定している。

 ハッカソンには、三井住友銀行、日本IBM、ゼンリンデータコム、LINE、寺田倉庫などが協賛。実際に運用可能なサービスの開発を想定できるよう、各社のAPIやツールを提供する。具体的には、三井住友銀行の金融API、IBM Bluemix、ゼンリンデータコムの地図関連API、LINE Messaging API & Beacon、地域経済分析システム「RESAS」が予定されている。

 また、Hack for Japan、一般社団法人情報支援レスキュー隊(IT DART)も協力。東日本大震災や熊本地震の際の支援活動で何がうまくいって何がうまくいかなかったのか、実際に現場で直面した課題などをハッカソン参加者に向けてレクチャーする。

 ハッカソンは、サムライインキュベートなどが4月22日・23日に開催するイベント「SAMURAI ISLAND EXPO'17」の一環として実施するもの。同社がある天王洲アイル(東京都品川区)一帯を会場として、ドローンやVRなどスタートアップ企業の最新テクノロジーの体験会や、AIや働き方、教育などについてのカンファレンスなどが予定されており、今年は子ども向けのプログラミングワークショップなども行われる。