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日本郵便、フリマ/オークション向け「e発送サービス」開始

フリル、メルカリ、モバオク!、ヤフオク!、ラクマで利用可能

 日本郵便株式会社は、フリーマーケット/オークションサービスとのシステム連携による「e発送サービス」を20日より開始する。対象となる配送サービスは「ゆうパック」と「ゆうパケット」。

 e発送サービスは、フリーマーケットやインターネットオークションなどの個人間売買における利用を想定したサービス。利用できるサービスは、株式会社Fablicの「フリル」、株式会社メルカリの「メルカリ」、株式会社モバオク「モバオク!」、ヤフー株式会社「ヤフオク!」、楽天株式会社「ラクマ」。

 サービス提供各社のシステムと連携し、サービス各社が提供するQRコードを全国1000の郵便局に設置された「ゆうプリタッチ」、または1万2300店舗のローソンに設置されている「Loppi」で読み取ることで送り状を発行でき、そのまま荷物に貼り付けて発送・投函できる。

 ゆうパケットの提供料金(税込)はそれぞれ全国一律で、メルカリが175円、フリルが179円、モバオク!とラクマが180円、ヤフオクが205円。

 ゆうパック60サイズの提供料金(税込)は、ヤフオク!が480円だが、地域により料金は変動する。ほかの各社は地域によらず全国一律で、メルカリとモバオク!が600円、フリルが800円。ラクマでは100サイズまでの全サイズを全国一律の680円で提供する。日本郵便によれば、配送料金の一部は各社が負担しているとのこと。

 日本郵便ではe発送サービスの提供により、フリーマーケットやオークションでの出品から発送までが、より簡単で便利になるとしている。

 提供サービスによっては、互いの住所・氏名を知らせずに商品を配送できる「プライバシー配送」、コンビニや郵便局、宅配ロッカー「はこぽす」で受取可能な「拠点受取」といったサービスを利用可能。

 なお、ヤマト運輸では、6月19日発送分から宅急便の時間帯指定枠において「12~14時」と「20~21時」を廃止し、夜間最終枠を「19~21時」に変更している。また、10月1日から基本運賃を140~180円値上げすることも、5月19日に発表している。