freeeが「民泊開業 freee」提供開始、民泊の開業に必要な書類を一括作成

　freee株式会社は、民泊予約サイト「STAY JAPAN」の運営を手掛ける株式会社百戦錬磨と業務提携した。これに伴い、新たに民泊事業を始める事業者を対象にした無料サービス「民泊開業 freee」を3月15日より提供開始する。

　同日より始まる住宅宿泊事業の届出手続きや、個人事業主の開業手続き書類の作成、事業用口座としてのジャパンネット銀行の口座開設の申し込み、STAY JAPANへのホスト登録などをサポートするもの。開業・廃業等届出書、青色申告承認申請書、青色事業専従者給与に関する届出書、給与支払事務所等の開設届出、源泉所得税の納期の特例の承認に関する申請書の作成に対応する。

　全国的な民泊解禁により、確定申告の対象者が増加する見込みがある一方、申告方法の種類とメリットの認知は低い状況だという。2016年にfreeeが行った調査では、個人事業主の約3割は青色申告承認申請書を提出しておらず、提出していない人のうち約3割は「提出するメリットが分からない」、約6割は「特に理由はない」と答えるなど、確定申告時のメリットを最大限受けていない事業者の存在が明らかになった。

　今回の提携により、6月15日に施行開始となる住宅宿泊事業法（民泊新法）に対する不安や悩みを抱えることなく、より簡単に民泊を始めることができるとしている。今後も民泊サイトや民泊ホスト向けサービスとの連携を検討するとしている。