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CTRが1.3倍の「終電ターゲティング広告」提供開始、「駅すぱあと」で終電を検索→タクシーや宿泊施設の広告ピンポイント配信

 株式会社ヴァル研究所は10日、「終電ターゲティング広告」の提供を開始すると発表した。同社が提供する乗換案内サービス「駅すぱあと」のAndroid/iOSアプリにおいて、終電を検索をしたユーザーを対象にピンポイントで広告を配信する仕組み。終電で帰宅予定のユーザーや終電を逃してしまったユーザーを想定し、タクシーなど他の交通手段、宿泊施設、翌朝まで営業している店舗などへの誘導に活用できるとしている。

 ヴァル研究所では、累計約820万ダウンロード(2018年4月時点)を突破している駅すぱあとのAndroid/iOSアプリの経路検索データを活用し、ユーザーの生活圏や行動情報を独自にセグメント化したターゲティング広告を展開。これまで、特定の駅を「出発駅」や「到着駅」として経路検索したユーザーに広告を配信する「駅指定配信」、特定の路線やエリアを検索したユーザーに広告を配信する「沿線指定配信」などを提供している。

 同社が今年、首都圏の主要駅での検索を対象に行った終電ターゲティング広告のテスト配信では、同じ広告クリエイティブを使用した場合、従来の駅指定配信の1.3倍のCTR実績があったという。