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「Wi-Fi CERTIFIED EasyMesh」発表、異なるベンダー間でもメッシュを構築できる製品を認証

 Wi-Fi Allianceは14日、異なるベンダーのWi-Fiルーター間でもメッシュネットワークを構築できる製品を認証するプログラム「Wi-Fi CERTIFIED EasyMesh」を発表した。

 1台では電波の死角があるような環境で、複数台のWi-Fiルーターでメッシュネットワークを構築すれば、隅々まで電波が届くメッシュネットワークのWi-Fi環境を実現できる。各Wi-Fiルーターは、ネットワークを監視し、空きのある周波数帯やチャネルを探索。これにより最適な通信経路などを自動的に構成する。

 Wi-Fi EasyMesh認証プログラムは、現在はドラフト版の「Wi-Fi Alliance Multi-AP Technical Specification」に基づいており、これにより、同一ベンダーの製品でなければできなかったメッシュネットワークの構築が複数ベンダーのWi-Fiルーターを用いても可能になる。

 なお、ルーター側ではIEEE 802.11nへの対応が必須。IEEE 802.11acへの対応はオプションとなる。現時点では対応ルーターはないが、プレスリリースには、Intel、MediaTek、Qualcomm Atherosなどのベンダーが声明を寄せている。

 また、BroadcomのWireless Connectivity担当マーケティングシニアディレクターであるManny Patel氏は、「Broadcomでは、高性能Wi-FiシリコンプラットフォームとWi-Fi Easy Mesh認定ソフトウェアソリューションを組み合わせ、Broadcom SmartMesh製品ファミリーを作成した」と述べている