LinksysがWi-Fiメッシュで日本市場へ再参入、トライバンド対応の「Linksys VELOP」発売

　株式会社ベルキンは、トライバンド対応のWi-Fiメッシュネットワークシステム「VELOP」をLinksysブランドで発売した。価格（税別）は2台セットの「A0302-JP」が3万2980円、3台セットの「A0303-JP」が4万9480円。

　VELOPは、2017年1月に米国で発売された製品で、複数台を組み合わせて、家中くまなくWi-Fiの電波を届かせるメッシュネットワークを構築できるシステム。

　最大通信速度867Mbpsの5GHz帯を2系統、同400Mbpsの2.4GHz帯を1系統のトライバンドに対応。6基のアンテナを内蔵する。ノード間は有線LANでの接続にも対応しており、ノード間やクライアントとの接続は、通信チャネルを含め自動的に最適化される。

　なお、1台での電波カバー範囲は185平方メートル（約2000平方フィート）とされており、ビームフォーミングやMU-MIMO、256QAMにも対応する。ブリッジモードとルーターモードでの動作が可能。

　搭載CPUはクアッドコア、716MHzで、512MBメモリ、4GBフラッシュメモリを搭載。各ノードには、WAN/LAN共用のギガビット対応有線ポート×2を装備する。本体サイズは78×78×185mm（幅×奥行×高さ）。

　Android/iOS用アプリ「Linksys」により初期セットアップが行え、スマートフォンとの接続用としてBluetooth 4.0にも対応する。Linksysでは、ペアレンタルコントロールやゲスト用Wi-Fi機能を利用できるほか、Amazon Alexaとの連携も可能となっている。

　なお、1988年設立のLinksysは、2003年に米Cisco Systemsに買収され、コンシューマー向けにネットワーク関連製品を手掛けていたが、日本市場からは2009年に撤退していた。

　その後、Belkinに買収されており、今回の国内市場再参入では、オンラインストアとApple Storeで販売が行われる。

【記事追記 11月2日 18:58】
　フラッシュメモリ搭載容量に関する記載に誤りがありました。お詫びして訂正いたします。

　誤：512MBメモリ、4GBフラッシュメモリを搭載。

　正：512MBのメモリとフラッシュメモリを搭載。