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約41%省電力化、PoE受電対応の壁面埋め込み型Wi-Fiアクセスポイント2製品、エレコムが販売

 エレコム株式会社は、壁面埋め込み型でPoE受電に対応するWi-Fiアクセスポイント2製品を10月上旬に発売する。価格(税別)は、IEEE 802.11ac/n/a/g/b対応の「WAB-S733IW2-PD」が9980円、IEEE 802.11n/g/b対応の「WAB-S300IW2-PD」が6980円。販売は法人向けとなる。

 PoE受電はIEEE802.3af準拠。消費電力は11ac対応の「WAB-S733IW2-PD」が5.1W、11n対応の「WAB-S300IW2-PD」が3.7Wと、2017年9月発売の前モデルから約41%も低下させたのが特徴。

WAB-S733IW2-PD
WAB-S300IW2-PD

 JIS規格マルチメディアコンセントボックスに対応する筐体を採用し、2本のアンテナを本体に内蔵。集合住宅や宿泊施設などの壁面へ埋め込んで設置できる。電話のモジュラージャックを同一プレート内に設置できるTELスルーポートを本体上面と前面に装備する。

 マルチSSIDに対応しており、WAB-S733IW-ACは最大10個、WAB-S300IW-ACは最大5個のSSIDごとに、認証や暗号方式を設定できる。また、複数のアクセスポイントを一括で設定・管理できる専用ソフトウェア「WAB-MAT」にも対応する。

 最大通信速度は、WAB-S733IW2-PDが5GHz帯接続時で433Mbps、2製品とも2.4GHz帯接続時で300Mbps。いずれもギガビット対応となる有線LAN×2ポートを前面と上面に装備する。

フェイスプレート取り付けイメージ
本体上面にLANポート、TELスルーポートを装備

 本体前面には電源とLEDのオン/オフ用スイッチを装備する。サイズは共通で、45.5×42.7×68.5mm(幅×奥行×高さ)、重量は約93g。