家中くまなく高速接続、トライバンド対応のメッシュWi-Fiルーター「Deco M9 Plus」、TP-Linkが発売

　ティーピーリンクジャパン株式会社は、トライバンドとIoTに対応したメッシュWi-Fi ルーター「Deco M9 Plus」を15日に発売する。想定市場価格（税込）は、1ユニットが1万9900円前後、2ユニットで3万7700円前後。

　Deco M9 Plusは、最大通信速度867Mbpsの5GHz帯を2系統、同400Mbps帯の2.4GHzを1系統のトライバンドに対応。QualcommのクアッドコアCPU、512MBメモリ、4GBフラッシュメモリを搭載。MU-MIMOとビームフォーミングに対応する。

　既存モデルである「Deco M5」を含む最大10台までのユニットで、家中くまなくWi-Fiの電波を届けられるメッシュネットワークを構築できる。ユニットごとには8本の無指向性アンテナを内蔵しており、2ユニットパックでは420㎡までの範囲をカバー。1つのSSIDで構成したメッシュネットワークには、最大で100台までの機器を接続可能。

　IEEE 802.11k/v/r規格に対応しており、最適な接続経路を自動的に判定・割り当てられるほか、2.4GHz帯と5GHz帯の混雑していない周波数帯へ自動で振り分ける「バンドステアリング」と、接続先ユニットを自動で切り替える「APステアリング」の機能も備える。

　スマートフォンとBluetooth 4.2で接続し、スマートフォンアプリ「Deco」で初期設定やメッシュへのユニットの追加が簡単に行えるのも特徴。

　また、ZigBee HA1.2にも対応し、スマートプラグやスマート電球、照明スイッチに加え、各種センサーやサーモスタット、ドアロックなどを接続できるスマートホームハブを内蔵。スマートフォンアプリ「Deco」では、接続したIoT対応製品を管理したり、音声でコントロールできる。

　このほか、トレンドマイクロの技術を採用したセキュリティ機能「TP-Link HomeCare」を3年間無料で利用できる。

　本体には、ギガビットに対応し、WAN/LANを自動で切り替える有線ポート×2を装備するほか、USB 2.0×1ポートもファームアップにより利用可能になる予定。1ユニットのサイズは直径144mm、高さ64mm、重量440g。