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Wi-Fiルーター「WRC-1167GST2」、「OCNバーチャルコネクト」に新対応、エレコムが対応ファームウェア提供

 エレコム株式会社は、Wi-Fiルーター「WRC-1167GST2」シリーズにおいて、「OCNバーチャルコネクト」対応ファームウェアを5月最終週より公開する。ほかのIPv6 IPoE対応Wi-Fiルーター向けにも、OCNバーチャルコネクト対応ファームウェアを順次公開するという。

 WRC-1167GST2は、IEEE 802.11ac/n/a/g/bに対応し、最大867Mbps(5GHz帯接続時)または最大300Mbps(2.4GHz帯接続時)のWi-Fiルーター。

 従来から「v6プラス」(MAP-E)、「transix」(DS-Lite)、BIGLOBEの「IPv6オプション」(MAP-E)の各IPv6 IPoEサービスに対応しており、今回の「OCNバーチャルコネクト」への対応で、利用可能なサービスが拡充される。

 OCNバーチャルコネクトは、NTTコミュニケーションズが提供するIPv6 IPoEサービス。設備の柔軟な増強が困難な「PPPoE」での通信量増大による混雑ポイントを迂回し、通信の遅延を回避できる。NTTドコモでは「ドコモnet」、NTTぷららでは「ぷららv6エクスプレス」の名称で提供を行っている。

 5月最終週に対応ファームウェアが提供されるのは、「WRC-1167GST2」と、簡易包装版である「WRC-1167GST2H」の2製品。このほか、「WRC-2533GST2」「WRC-1900GST2」「WRC-1750GST2」の各シリーズについても、2019年内に対応ファームウェアが提供予定とのこと。

 なお、同社のIPv6 IPoE対応ルーター「WRC-1750GSV」は、前述の「IPv6オプション」に非対応で、「OCNバーチャルコネクト」への対応も予定されていない。

 OCNバーチャルコネクトに対応する市販Wi-Fiルーターは、アイ・オー・データ機器が2019年1月に「WN-PL1167EX01」を発売している。

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