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ネットワークカメラ「AXIS P5655-E PTZ Network Camera」、画像処理エンジン搭載の独自チップ「ARTPEC-7」採用

 アクシスコミュニケーションズ株式会社(Axis)は、最新チップ「ARTPEC-7」を採用する監視用ネットワークカメラ「AXIS P5655-E PTZ Network Camera」を発表した。

 ARTPEC-7は、ネットワークビデオ向けに最適化した同社独自の第7世代チップセットで、独自の画像処理パイプラインや、リアルタイムの物体検出エンジンを備えるほか、H.264またはH.265での映像圧縮が可能。

 また、許可された署名入りファームウェアだけをインストールでき、そうしたファームウェアでしかデバイスを起動できない「セキュアブート」といったセキュリティ機能も備える。

 AXIS P5655-Eは、1/2.8インチCMOSセンサーを搭載し、最大1920×1080ピクセル、60fpsの動画撮影が可能。360度のパン、180度のチルトに対応し、32倍の光学ズームを搭載する。

 撮影時に暗い部分と明るい部分が混在している場合に鮮明な映像を提供する「Forensic WDR」機能と、およそ0.1ルクスの低光量環境でも彩度の高いカラー画像を撮影できるほか、動いている被写体でも鮮明に撮影できる「Axis Lightfinder 2.0テクノロジー」も採用する。

 また、高感度イメージセンサーと、振動や揺れの影響を最小限に抑える電子動体ブレ補正機能、屋内、屋外、フォレンジック、トラフィックのシーンプロファイル4つを状況に応じて選択し、高度な分析を可能にする優れた処理能力も備える。

 各プロファイルは特定のシーン要件に沿ったもので、それぞれに露出時間、ホワイトバランス、開口、シャープネス、コントラスト、ノイズなどが自動で最適化される。

 本体にはPoE準拠の100BASE-TXコネクタとSDカードスロットを装備する。また、ONVIFにも対応しておりNASへの映像記録も可能。本体サイズは直径188mm、高さ217mm。重量2.5kg。